まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年02月22日

グループディスカッション、どう話せばいい?

問われるのはチームワークの力

 複数の人たちと一緒に議論する「グループディスカッション」、みなさん経験したことありますか? 面接でも定番のグループディスカッションは通称「グルディス(GD)」といわれます。1対1の面接でさえ緊張するのに、知らない複数の学生たちといきなりチームを組まされるなんて戸惑いますよね。
 先日ある就活生から相談されました。「インターンシップでグルディスやったんですが、苦手で全然話せませんでした。どうしたらいいですか?」。グルディスは面接と同様、コミュ力や論理力、思考力などが問われます。グルディスが普通の面接と違う点は、「チームワークの力」が問われることです。今回はその秘訣についてお伝えします。

(写真は、平昌五輪で金メダルを取った日本のスケート女子団体追い抜き。今回は「チームプレーのスポーツ」でお届けします)

グルディスのスタイルは?

 グルディスのスタイルはいろいろありますが、主なパターンを3つ紹介します。
①自由討論方式
 あらかじめ決められたテーマについて自由に議論する形式。グルディスでは最も多いスタイルで、テーマも「何のために働くのか」「10年後の○○業界は?」など一般的な内容が多いです。ただ討論するだけの場合もあるが、グループで意見をまとめ、最後に代表者や各人に発表させる場合もあります。

②グループワーク方式
 グループに課題が与えられ、それを達成する方法を話し合う方式。参考資料が配られる場合も。課題の例としては「この商品のキャッチフレーズを考えよ」「居酒屋に対するビールの販促企画を考えよ」「ファミレスを新規出店する場所を考えよ」などビジネスをテーマにしたものが多いです。インターンシップのプログラムでもよく使われる形式です。

③ディベート方式
 議題を与えられ、「賛成派」と「反対派」に分かれて討論するスタイル。賛否が分かれやすい時事ネタが選ばれることが多いので、日頃から新聞やテレビなどでニュースをチェックし、情報感度を磨いておくことが必要です。高校や大学の授業でディベートをやったことがある人なら、すでになじみがあるかも。議題は「原発ゼロに賛成か反対か」「終身雇用制度に賛成か反対か」など、簡単に答えが出ない問題が取り上げられることが多いです。
 
 このほか、複数の選択肢から優先順序を決める「インバスケット方式」、「国内の電柱の数はいくつあるか予測せよ」などと問う「フェルミ推定方式」などがあります。いずれにしても「何かしらの問題解決のためにチームで議論する」のがグルディスの趣旨です。

(写真は、箱根駅伝大会で4連覇を果たした青山学院の選手たち。最終走者の橋間貴弥選手を胴上げしています=2018年1月3日撮影)

何か“役割”をやらなきゃダメ?

 グルディスを始める前に「進行役や書記を決めてください」と指示される場合もありますが、いきなり「では始めてください」と言われることもよくあります。指示がない時は「どうやったら効率よく議論できるか」「時間配分をどうするか」をまずグループ内で手際よく決めてからスタートしてください。グルディスの役割の定番といえば「進行役」「書記」「タイムキーパー」ですね。必ずしも役割を引き受ける必要はないですが、自分が得意なものがあるなら引き受けましょう。その方が、自分の持ち味が発揮されやすくなりますよね。

 こんな就活生さんがいました。「グルディスって何か役割をやった方が有利ですか? やらないとマイナスになりますか?」。得意じゃないのに「有利になるから」と無理やりやっても失敗します。「グルディスで進行係をやると受かる」逆に「進行係をやると落ちる」なんて都市伝説的に言われていますが、どちらとも言えないでしょう。進行係は発言機会が多くなるので、どうしても目立ちます。良い面も悪い面も見えやすくなるため、「受かる」とも「落ちる」とも言われてしまうのです。会社によっては、「役割をやってもやらなくても評価は変わらない」というところもあります。

(写真は、1993年5月にJリーグが初開幕した時の様子。ヴェルディ川崎vs.横浜マリノスの対戦)

話に入り込めない時はどうする?

 「議論がワーッと進んでしまい入り込めない。そんな時どうしたら?」。不安な気持ちわかります。正直、グルディスで何も発言しなければ「評価はゼロ」になって落ちます。発言回数をチェックしている会社もあるので、できるだけ積極的に発言しましょう。ただ議論の流れをぶち壊したり、誰かの意見を完全否定したりする発言はマイナス評価になります。グルディスは、「いかに多様な意見をぶつけ合い、短時間で合意形成するか」のプロセスが大事です。
 また、グルディスでは、「論理性」や「説得力」も重視されます。どんなに立派な意見でも一人でダラダラ話したりゴリ押ししたりはNG。意見はなるべく短時間でわかりやすく論理的に伝えるようにしてください。意見を言う時は、感覚的に言うのではなく、何か具体的な例や数字データを付け加えるといいでしょう。

 「それでもグルディスが怖い」という人へ。グループの中では、いろんな隠れた役割があってもいいのです。発想力豊かにどんどんアイデアを出す、議論が混乱してきたら情報を整理する、何か別の視点がないか発想の切り替えを促す……。みんなの議論を聞いた上で、ここぞというタイミングで自分なりの意見を言ってもいいのです。話についていけなくなったら、「すみません、先ほどの○○さんの意見はこういうことですか?」と質問してもいい。
 チームプレーのスポーツと同じように、自分の持ち味を生かし、議論の流れを読みながら積極的にグループに貢献するようにしてください。自分だけが受かるために頑張るというより、「チーム全員で勝ち進もう!」というマインドで頑張ってください。グルディスは将来の仕事の会議でのあなたの姿です。「会社の会議ってこんな感じなのか」と想像しながら、疑似体験のつもりで参加してみてください。

(写真は、2018年1月の春高バレーの様子。福岡・大牟田市の誠修高校がスパイクを打っているところ)