まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年02月01日

「自己PRできるネタがない!」素朴なお悩みQ&A

行きづまった質問が次々と…

 先日、面接対策のセミナー終了後、大学3年生の女子学生に聞かれました。
 「私、今まで特にバイトとかサークルとかで、人に言えるようなことをしてこなかったんですが自己PRとかどうしたらいいでしょう?」
 「そうだねぇ、えっと何か一つでもいいので、長く続けたこととか熱くなったことは?」
 「いえ、これといってないです」
 「そうですか(困ったなぁ)。でも何か一つぐらいあるでしょう?」
 「ほんとにないんですよ……。あ、大学のゼミとかでもいいんですか?」
 「もちろんいいですよ。だって学生の本業は勉強ですから!」
 「そんな誰でもやってるようなことでも、取り上げていいんですね!」

 こんな感じでせっぱ詰まったこの時期、素朴な質問が次々に寄せられます。行きづまっている人が多いのでしょうね。3月1日まであと1カ月、短いですがまだ準備はできます!

 今回は、そんな行きづまった人のためのお悩み解決をQ&Aでお伝えします。

(写真は、卵の研究一筋40年の八田一教授の下で研究に取り組む京都女子大の学生たち。今回は「大学の勉強」シリーズをお届けします)

「人に自慢できる実績がないとダメ?」

 そんなことはありません。よく勘違いされますが、就活の自己PRは「自慢大会」ではありません。地味でもいいので、自分の強みや売りを、具体的に言葉にできるようになることが大事なのです。企業によっては「一芸入社」のような制度があるところもありますが、たいていの企業はそんな大それた実績がほしいわけではなく、普通に頑張れる人がほしいのです。「私は、地味なこともコツコツ努力できる」「こんなことを面白がって一生懸命やれる」ということを証明してください。アルバイトやサークルに限らず、大学でのゼミ発表やレポート作成の話題でもいいのです。ただ、何でもいいわけではなく「この力は社会人になっても役に立つかも」と思えるものを選んでください。

(写真は、法政大学グローバル教養学部の「カルチャー&グローバリゼーション」ゼミ。交わされる言葉はすべて英語)

「過去の経験と未来の夢どっちが大事?」

 ESでも面接でも、企業側が注目しているのは、圧倒的に「過去の経験」です。「人事のホンネ」に登場していただいた採用担当者の方も、口々に「面接では、未来よりも過去のことを深掘りします」と言っています。その理由は「人は過去でしかわからないから」「過去を知れば、その人の未来の伸びしろを予測できるから」だそうです。「ひぇぇ、もう過去の経験で勝負が決まってるじゃないか。今さら頑張ってもムダだ」と諦めないでください。自分でもまだ見えてない過去があるはずなので、今からそれを掘ってみてください。小さい頃から長く続けていた習い事、途中で挫折した部活動……「今は黒歴史になっているけど、実はあの時結構頑張っていたなぁ」という体験の中にもヒントがあるかも。一見、黒歴史に見える体験こそ、エピソードの宝庫かもしれません。
(写真は、作務衣を着て仏像を修理する京都美術工芸大学の学生たち。真剣なまなざし……)

「即戦力を売りにしていいの?」

 新卒の就活では、よっぽど自信がない限り「即戦力」という言葉は出さない方がいいでしょう。若い人は、まだ本格的に働いたことがないのですから、即戦力はないのが当たり前。即戦力重視なら、企業は経験者を採用すればいいわけですから。
 企業が新卒採用する時は、その人が将来どのぐらい伸びそうか、「ポテンシャル(潜在能力)」の方を重視しています。「私なんてどうせ大したことしてないし」と卑下するのではなく、自分のポテンシャルを探してください。企業と一緒に「私のこの経験は、地味ながらもこういう分野の仕事でいかせると思いますが、いかがでしょうか」と冷静に打ち出す姿勢でいいと思います。

(写真は、ビジネスマナーの授業を受ける亜細亜大学経営学部の学生たち。就活でも役に立ちそう)

「中小企業と大企業、どっちがいい?」

 どちらがいいかは一概に言えません。あなた次第です。会社の規模の違いで迷っているということは、あなたはまだ「どっちのこともよく見ていない」または、「やりたい仕事がまだ見えてない」ということでは? 
 自分が今、就活でどんな条件を一番優先させたいですか? 入社のしやすさ、仕事内容、やりがい、待遇、会社の規模、知名度、働きやすさ、勤務地……いろいろありますよね。でも、残念ですが、全部の条件を完璧に叶えることはできません。ある程度優先順序を決めて、何かを優先させたら何かを諦める潔さも必要です。親や先生と相談しても、優先順序に違いがあるはず。最終的には自分自身の価値観で決めてください。
(写真は、沖縄戦について学ぶ広島経済大学の学生たち。ゆかりの地をたどる前に地図で計画を練っています)

「志望動機は、どう書いたらいいの?」

 「志望動機」は会社への褒め言葉ではなく、できれば「自分がやりたい仕事」をアピールしてください。言葉にする時のポイントは、「やりたい仕事」と「過去の体験」とのつながりや、自分との共通点を少しでもいいから考えることです。「自分がやりたい仕事=職種」にまで考えが及ばないまま就活に突入すると、途中から軸がぶれてきつくなってきます。
 ある体育大学の女子学生はこう言っていました。「私は、面接が本格化した頃に、もう一度志望動機の深掘りをしました。自分が今まで頑張ってきたことと、志望動機がスムーズにつながるように考えました」。そして最終的には、見事8社の内定をゲットしました。