まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年01月25日

面接での体験エピソード 話し方のコツは?

備えあれば憂いなし

 寒さがだいぶ厳しくなってきました。1月22日は首都圏で4年ぶりに大雪が降って大混乱。夕方早めに帰宅する人たちで駅はあふれ、電車・バスはすし詰め。帰宅するまでに普段の何倍も時間がかかった人もいたかと思います。
 あの日は、前から大雪予報が出ていたので、急ぎの用事じゃないなら自宅待機するのが正解だったと思うんですが、そう思うのは私だけ……?

「この先、困るだろうなぁ」と確実視できるなら、事前に対策しておいた方がいいですよね。備えあれば憂いなし。就活も同じです。「面接どうしよう」と不安なら、悩むのではなく事前に何度か練習してほしい。できれば、誰かに頼んで面接官役をやってもらうといいと思います。

 今回は、面接での「エピソードの話し方」についてです。

(写真は、大雪の渋谷スクランブル交差点。今回は各地の雪景色シリーズをお届けします)

エピソードの実例をみてみよう

 実際に私が、学生Aさんと練習でやりとりした内容をお伝えします。(個人情報がわからないよう一部変更しています)。このAさんの答え方、あなたはどう思いますか? 

私(面接官役)「Aさん、学生時代に最も頑張ったことは何ですか?」

Aさん「はい、私はバイトを頑張りました。私はバイトをただお金がもらえる場ではなく、自分を成長させる場ととらえていました。そこで様々な仕事に取り組み、3年目で店長からバイトリーダーに指名されました。私にとっては、初のリーダー経験だったので気持ちばかりあせってしまい、行動が伴わないこともありました。特に、私は問題を見つけてもすぐに具体的な解決策が示せず、うまくいかないことがありました。それで……」

私「えっと、すみません、何のアルバイトをされたんですか?」
Aさん「あっ、カフェの店員です」

私「カフェですね。どんなカフェですか? 喫茶店のような?それとも大手のチェーン?」
Aさん「チェーンではないです。個人経営でオーガニックが売りのカフェです」

私「なるほど。今まで様々なお仕事をされたそうですが、主にどんなお仕事?」
Aさん「接客です。お客さまにドリンクやスイーツを出したり。あとはバイトリーダーをやってます」

私「お店にはどんなオーガニックメニューがありますか?」
Aさん「オーガニックのコーヒーとかスムージーとか……チーズケーキなどです」

私「そのカフェのお仕事で、Aさんが一番印象に残ったことは?」
Aさん「はい、私はカフェでの経験から、課題を発見したらどう解決していくべきかを自分で考え、行動計画を提案することが大切だということを学びました。同時に周りを巻き込んで物事を進める力を身につけていかなければならないと感じました。反省すべき点は多々ありますが、貴重な経験から得られたことを、今後に生かしていきたいです」

私「……はぁ、そうですか。(う~ん核心がわからないな……)」


(写真は、雪化粧をした京都の金閣寺です。ビューティフォー!)

話は具体的に、かつ絞って短く

 Aさんの話し方、いかがでしょうか? 
 一つ目の欠点。1回に話す分が長いです。ESの時に気合を入れて書いた原稿を丸暗記してるのかも? 質問後に、いきなり「私はバイトを通じて何を学んだか」について延々と演説モードに入ってしまい、とりとめがありません。
質問されたら、まずは結論を一言で言い切りましょう。そもそも、何のアルバイトかわからないと、聞いている方はイメージがわかず、もどかしいです。「オーガニックカフェ」「フロアでの接客」「アルバイトのリーダー」など、重要なキーワードを最初に言ってください。ついでに「バイト」は学生言葉なので、「アルバイト」と言いかえた方がいいでしょう。

 二つ目の欠点。話が長い割には中身がない。Aさんがバイトに一生懸命だったことは伝わりますが、カフェで「具体的に何をやったのか?」「その結果何がどうなったのか?」の事実関係がわかりません。短くていいので、事実を具体的に伝えましょう。

 短時間でわかりやすく伝えるコツは、①「結論」から先にズバッと話す、②エピソードは具体的に、③ネタを絞って短くすることです。Aさんはカフェで様々な体験をしたようですが、メインは「接客」&「学生アルバイトのリーダー」です。両方の体験のうち、どちらかを勝負カードにして掘り下げた方がいいと思います。

(写真は、ライトアップされた雪の岐阜県白川郷。昔ばなしに出てきそう)

参考までに直してみると…

 では、Aさんはどのように話せばよかったでしょう。絶対の正解はありませんが、参考例を考えてみました。

面接官「Aさんが、学生時代に最も頑張ったことは何ですか?」
Aさん「はい、オーガニックカフェでの接客のアルバイトです。週2回勤務で今年で3年目に入ります。現在は、学生アルバイトをとりまとめるリーダーをしています」

面接官「オーガニックカフェですか。どんなお仕事ですか」
Aさん「普段は、主にフロアで接客をします。オーガニックコーヒーや有機野菜のスムージーを作ったり、豆乳スイーツなどをお皿に取り分けて、お客さまに運んだりしています。去年の秋にアルバイトのリーダーになり、学生アルバイト6人分の勤務表を作っています。新人が入った時は、店長の代わりに研修係もしています」

面接官「なるほど。研修では何をしていますか?」
Aさん「はい、新人研修で心がけていることは、食材の知識を最初からきちんと覚えてもらうことです。オーガニック志向のお客さまは、素材にこだわりがあるので……(以下、話が続く)」


 いかがでしょうか。話はじめから内容を具体的に伝えれば、面接官が突っ込みを入れやすくなり、その後のやりとりが濃くなります。
 面接で大事なのは、まずズバッと結論を言う。そして質問が来たら、ポイントを外さないように、具体的に、かつ短めに答えることです。

(写真は、山形県蔵王の樹氷。モコモコした生き物みたい……)