まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年01月18日

面接の失敗“あるある”  防ぐには練習しかない!

緊張克服するには練習、練習

 こんにちは、まや姉さんです。
 寒さが厳しくなって身も心もブルブル震えそうですが、いかがおすごしでしょうか? 就活戦線が否応なく迫ってきました。インフルや風邪に負けず、頑張っていきましょう。

 今回は、「面接で何をどう話すか」についてお伝えします。
 面接の一番の不安は、「いったいどんな質問が飛んでくるのかわからない」という予測不能から来ていると思います。不安が高まると恐怖に変わり、緊張して全身が固まります。緊張すると頭も口も動かない……全然いいことないですね。

 最近いろんな学生さんと面接の練習をするのですが、みなさん順番を待っている時からガクブルに緊張して、いろんな失敗をしてしまいます。まだ練習でよかった……。面接が不安な人は、今のうちにたくさん練習してたくさん失敗しておきましょう。
 面接の失敗“あるある”も合わせてお伝えします。

(写真は、集団面接の練習をする女子学生たち。今回は人生で起きる「緊張の一瞬」シリーズです)

伝えるのは「強み」だけでいい

 面接で何を聞かれるか、そんなに怖れる必要はありません。面接では想定外の質問もありますが、多くはESに書いてあることを聞かれます。鉄板は三つ。①「自己PR」②「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」③「志望動機(=将来やりたい仕事)」です。面接官は、あなたが事前に提出したESを手元で見ながら、さらに深掘りの質問をしてくるはずです。様々な角度から疑問点が投げかけられるでしょうが、話の主役は「あなた自身」、話す内容は「あなたの強み」。ESの内容を補強するように話せばいいのです。「もっと自分のことを知ってもらって覚えてもらおう」「面接官にいろいろ掘り起こしてもらおう」ぐらいの気持ちでのぞんでください。

 面接は、自分を丸ごとさらけ出す場ではありません。自分を売り込む真剣勝負の場です。いわばワンチャンしかないトーナメント戦です。自分自身の「いい面」が出せる話だけを選び、常に「ホーム」で戦うようにしてください。面接は、ただでさえアウェーなことだらけ。友だちもいない慣れない場所で、見知らぬ大人と堅苦しく敬語で話すという完全なアウェー環境です。誰でもめちゃくちゃ緊張します。だからせめて話す内容だけは、「ホーム」の話題でいきましょう。「私は今までこのような経験をして、困難を乗り越えてきました。きっと御社のお役に立つことができます」と、自分自身を主役に据えて話してください。

(写真は、センター試験会場の受験生たち。試験って、やってる最中より待ち時間が緊張しませんか?)

失敗1:話がダラダラ長すぎる

 学生の失敗あるあるは、1回で話す時間が長いことです。こちらが「1分程度で自己PRをしてください」とお願いしているのに、2分以上話す学生がざらにいます。あらかじめ用意した内容を丸暗記して、全部しゃべろうと思うとこうなります。自分が話すことに夢中で相手の反応を読んでいない。話のエッセンスを短く伝える練習をしてください。
 面接の肝はズバリ「相手が知りたがっている、あなた自身のことを的確にまとめ、わかりやすく説明する」ことです。最初の30秒で最も言いたい結論をズバっと言い切るようにしましょう。結論をまず先に出し、相手が先を聞きたがっているか反応を読み、後から理由や具体例をつけ足すようにしてください。

(写真は、お坊さんが見守る中、座禅を組む人たち。集中して無にならないと……)

失敗2:話が長い割に「私」がいない

 「学生時代に力を入れてきたことは何ですか?」と聞くと、これまたみんな話がかなり長い……! 自分の体験談を超えて、サークル全体の活動内容についてダラダラ説明する人がいます。気づくと、主語が完全に「私たち」になっている。こちらが聞きたいのはサークル全体のことではなく、「あなた個人が何をしたか」なんですが……。こっちが軌道修正したくても、ずっと話が続いているので言葉をはさむ余地もなし。ネタは一気にたくさんのことに広げず、相手が質問してきたら、その都度、だいたい30秒~1分以内で答えるようにした方がいいと思います。

 先日、面接練習が終わった後、学生さんに「就活の面接って長く話さなくてはいけないのかと思ってました」と言われビックリしました。面接は演説とは違います。面接官との対話です。「言葉のキャッチボール」を大切にしてください。

(バレンタインのイベントで女の子に花束を渡し“愛の告白”をする男の子。告白も一方的にならないように相手の反応を見よう)

失敗3:答えられなくて沈黙してしまう

 ちょっと難しい質問をしたら答えに詰まり、ずっと黙り込んでしまう学生がいます。ほんの数秒詰まる程度ならいいのですが、長い沈黙は最悪。「申し訳ありません。今緊張しておりまして……」と正直に息を整えるとか、「つまりご質問はこういうことですね」と聞き返すなりして、言葉をつないでください。「少しお時間をいただけますか」などと返して待ってもらってもOKです。

 面接は、「言葉のキャッチボール」なので、臨機応変に切り返すワザも必須です。もし未知の分野について聞かれたら知ったかぶりをせず、「申し訳ありません。あいにく不勉強なので、次回の面接までに勉強しておきます」と言えばよいと思います。

 面接では、過去の体験についてたくさん質問されると思います。アルバイトやサークルなどでのエピソードを、どんな風に話せばいいでしょう? 次回からは実例をお伝えします。

(写真は、バンジージャンプをする若者。怖いことをわざわざやって緊張マックス味わうなんて、私にはムリ……)