まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年01月11日

面接は第一印象が命! 顔の表情、声の出し方の秘訣は?

服装には気をつかうけど……

 こんにちは、まや姉さんです。 
 少々遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします!

 私は今、ある大学の1年生向けに作文授業をやっています。クラスにひときわ陽気で目立つ体育会系の男子学生がいるのですが、その彼が年始の授業でいきなりスーツ&ネクタイ姿で現れました。「あれっ?スーツ珍しいね。まさかもう就活始めたの?」「いや、まだ1年なんで就活はしてないっすよ。後期から心を入れ替えてビシッと行こうと思って……」。真面目なスーツ姿でキメてるのに、しゃべり方がいつもどおりの軽さだったので、ギャップに思わず笑ってしまいました。

 みなさんも、就活になればリクルートスーツに身を包み、髪形やメイクを変えたり、敬語に気をつかったりと、いろいろ頑張りますよね。見た目や話し方はとても重要です。でも、服装や髪形には気をつかうけれど、顔の表情と声の出し方がイマイチな人が多いんですよね……。

 今回は、面接での顔の表情、声の出し方の秘訣についてお伝えします。

(写真は、愛知県瀬戸市深川神社で行われた「初笑い七福神行列」。七福神に扮した人たちと観客が一緒に「ワッハッハッハ~」と大声で笑います=2018年1月5日撮影。今回は「大声」シリーズでお届けします)

人は見かけが9割? 「メラビアンの法則」とは

 いきなりですが、みなさんは「メラビアンの法則」って知っていますか? アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが1970年代に発見した法則です。メラビアンによると、人の第一印象は初めて会ってから数秒で決まり、また相手の情報の大半を「視覚」で判断するそうです。初対面の人物を判断する時に優先される要素は、「顔の表情、しぐさなど」の視覚情報が55% 、「声質、声の大きさ、話し方など」の聴覚情報が38%、「言葉の意味、話の内容など」の言語情報が7%だとか。つまり9割以上、言葉以外の情報が占めています。
 
 たとえば、仲のよい友だちが「あなたのことが大好き!」と好意的な言葉をあなたに言ってくれたとしましょう。相手がこの言葉を怒ったような怖い顔で、で素っ気ない口調で言った場合、あなたはどっちが相手の本心だと感じますか? メラビアンによると、「人は得た情報が“矛盾”した場合、視覚情報を最も優先させる」そうです。優先させる割合が視覚情報が55%なので、聴覚情報(38%)や言語情報(7%)より高いのです。
 いくら「大好き!」と言っても表情が冷たければ、言葉は相手の心に届かないということです。

 この法則から得られる教訓は、「話す言葉はどうでもいい。とにかく見かけが大事」ということではありません。見かけも話し方も両方大事!なのです。 面接で自分の第一印象をよくしたければ、「見た目・話し方・言葉遣いが矛盾しないようイメージを一致させた方がいい」ということです。せっかく髪形と服装がビシッとしてるのに話し方がチャラかったら、面接官に不審がられます。

(写真は、ベートーベン第九「歓喜の歌」を歌う合唱団。福井交響楽団と「ふくいフロイデ合唱団」が共演=2017年12月24日撮影)

顔は変えられなくても、表情と声は治せる

 就活生たちと面接練習をよくするのですが、あるあるの三大欠点があります。それは①「表情が乏しい」、②「声が小さい」、③「姿勢が悪い」です。自分が人と話している時、どんな表情かなんて意識したことがない人がほとんどでしょう。就活が本格化したら、鏡やスマホのカメラの前で“決め顔”を練習する代わりに、ぜひ一度自分が話している時の動画を撮って、表情や話し方をチェックしてみてください。

 アメリカで英語のスピーチ指導の仕事をしている友人から聞いた話によると、「スピーチは、話始めて最初の7秒で第一印象が決まり、30秒で聞き手が『続きを聞くかどうか』を決める」と言われているそうです。あっという間に判断されてしまってちょっと怖いですね。でも、就活の面接でも最初が肝心。顔のよしあしは変えられなくても、話し始めの印象は練習次第で変えられます。まずは簡単なあいさつ&短い自己紹介を30秒程度で練習してみてください。

 第一印象をよくする方法は、次の通りです。
 ・口角を上げて笑顔にする。ぶっきらぼうな無表情にならないように。
 ・大きな声でハキハキ話す。相手の後ろ側まで聞こえるぐらいの声量で。
 ・背筋を伸ばし相手の目を見て話す。猫背になったり、うつむいたりしない。

 この3点だけで、ぐっと印象がよくなります。相手の目を正面から見るのが恥ずかしい人は、相手の襟元(男性ならネクタイの結び目当たり)を見れば、失礼にあたりません。自撮りで動画を撮ったり、ご家族や友だちに実験台になってもらったりしながら、話す練習をしてみてください。

(写真は、甲子園球場で野球部を応援する大垣日大高校応援団の女子学生たち=2017年8月13日撮影)

声は姿勢とリンクしている

 「声」も、あなたの印象を左右する大事な要素です。学生さんの中には、緊張で声が小さくなったり、早口になってしまったりする人が結構います。せっかくいいことを話しても、よく聞こえなければ意味ないですよね。元から声が大きい人は大丈夫ですが、普通の人は「ちょっと声が大すぎるかな?」ぐらいでちょうどいいです。声が小さすぎてマイナスになることはあっても、大きすぎてマイナスになることはほとんどないと思います。

 声が出にくい人は、姿勢が悪いせいかもしれません。背筋をシュッと伸ばし、胸を張り、でも両肩の力は抜いて椅子に座りましょう。緊張するとつい呼吸が浅く速くなり、早口になってしまいます。あがりやすい人は、背筋をピンと伸ばして目を閉じ、何度か深呼吸をしてから話し出すようにしてみてください。話す時も呼吸をきちんとしてお腹に力を入れ、相手に聞こえる声量ではっきり話すようにしましょう。話し方が変わるだけで、同じ内容でも全く違って聞こえます。スーツや髪形に気をつかうのと同じぐらい、話し方にも気を配ってください。

 今なら、話すための「ボイストレーニング(ボイトレ)」の教室もあります。YouTubeにプロのボイストレーナーの動画がいくつも上がっています。声の出し方、話し方に自信がない人は、ぜひ一度ボイトレに挑戦してみてください。
実は私も一度、ボイトレの体験レッスンに行ったことがあります。大きな声を出すには、腹式呼吸で息を吸った後に口を大きめに開けるのがコツ。さらに驚いたのは「目を大きめに開け、眉毛を少し上げ気味にすると声が出やすくなる」ということでした。これは意外な発見でした。カラオケでも高い音を出す時に使えますので試してみてください。

 次回からは、「面接で何をどう話すか」について、具体的にお伝えしていきます。

(写真は、現在大阪で公演中の劇団四季「キャッツ」の出演者のみなさん=2017年12月6日撮影)