まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年12月07日

ES文章の基本の型、「PREP」法をマスターしよう!

作文が苦手でも大丈夫

 こんにちは、まや姉さんです。
 みなさん、いきなりですが「文章を書くこと」って得意ですか? 就活最大の壁、それはES(エントリーシート)の文章を書くことですよね。最近はインターンシップでもESが要求されます。「文章書くの苦手なんだけど……」と悩んでいる人も多いと思います。実は、ESは作文が多少苦手でもコツさえつかめば誰でも書けます!
 どう書けばいいのか、基本の型をを伝授しますので、今のうちに覚えておいてください。すでにESの下書きが手元にある人は、それをチェックしながら読んでみてくださいね。

(写真は、ある学生さんの手書きのES。最近はWEB方式も増えていますよね)

「最重要コンセプト」を忘れない

 そもそもESとはなんぞや? それは、言ってみればあなたという人物を企業に宣伝する「オーディション用紙」のようなものです。ここに書き込む全てのデータは、あなたの魅力を最大限にアピールするものにしなくてはなりません。ESを読む相手は、あなたのことを全く知らない大人たち。見知らぬ人にゼロからあなたの良さを紹介しなくてはなりません。
 とはいっても文字数は限られているので、あなたの全ては伝えられない……ここがジレンマ。そこで必要になってくるのは、情報をぎゅっと絞って簡潔に伝える力。あなたの良さを整理して確実に伝える「編集能力」なのです。文学表現のように流暢に文章を書く力は必要はありません。

 今後、就活が本格化すると、同時に何社もESを用意しなければならなくなります。質問がいくつもあるし、企業ごとに質問内容も違います。「下書きを準備するだけでめちゃくちゃ大変……」という嘆きの声をよく聞きます。
 ESの数をこなすことに夢中になってしまい、大事なことを見失ってしまわないように。ES全体で伝えるべき「最重要コンセプト」を守ってください。ESであなたが企業に伝えるべきコンセプトは次の3つです。

【ESで伝える最重要コンセプト】
 ①私は今までこういうことをしてきた人間で、こんな「良さ」や「強み」を持っています。
 ②私がやりたいことと御社の事業内容には、こんな接点や共通点があるので、相性がいいと思います。
 ③だから私は、将来きっと御社のお役に立てると思います。

 つまり、あなたの長所を武器に企業にラブレターを送る感じ。相手に対して「一緒に働かせてください。私なら役に立ちます」と口説くわけです。このコンセプトを常に念頭に置きながら、全ての質問に答えるようにしてください。

(写真は、朝日新聞で実施している「朝日学生キャリア塾」のESの書き方講座。頭が整理されるのでおすすめです)

書く順番は「結論を最初に」

 ESの書き方の基本のき。就活セミナーや就活本で「結論から書くように」と指導されていると思います。これはなぜでしょうか? ESはビジネス文書の一種であり、結論から先に伝えないと短時間で濃密なコミュニケーションができないからです。企業では、一度に大量のESをさばかなくてはならないため、短時間でパッとわかる簡潔さとインパクトが肝心。名文かどうかではなく、ビジネスの場にふさわしいわかりやすい文書かどうかが勝負です。

 ESの質問への回答欄は、次の順番で書くようにしましょう。

 ①Point = まず「結論」を言う
 ②Reason = その「理由」を述べる
 ③Example =「具体例」を出す
 ④Point = もう一度「結論」を強調する

 この構成は、頭文字を取って「PREP(プレップ)法」と呼ばれます。この順番で書けば、文章に自信がない人でもとりあえず「何が言いたいか」がわかるように書けます。
 ESだけでなく、面接でも「PREP法」を意識して話すといいでしょう。将来、仕事のメールや営業トーク、プレゼンでも応用できます。今のうちに覚えておいてくださいね。

 とりあえず、PREP法の型を覚えてもらうために、例を挙げてみますね。(内容は就活と全然関係ないです……)

①結論:私はイチゴが大好きで、最近食べ比べにハマっている。今度の週末に友だちで集まって、イチゴの食べ比べパーティーをしたい。

②理由:(なぜかというと)最近はいろんな品種のイチゴが同時に売り場に並び、さまざまな味のバリエーションが味わえる。でも、一人で食べ比べようとすると金銭的にも量的にも限界がある。みんなで持ち寄りでやれば安く上がるし、盛り上がると思う。

③具体例:(たとえば)とちおとめは甘みと酸味のバランスがよく、あまおうは甘みが強い。目隠しして品種当てゲームをやったら面白そう。また、昨日初めて食べたイチゴは別格だった。白みがかったピンクのイチゴ。熟していないように見えるのにすごく甘い。見た目と味のギャップに衝撃を受けた。この衝撃を友だちにも味わわせてあげたい。

④もう一度結論:今ならうちの近所のデパ地下に、ピンクのイチゴが売っている。友だちを呼び他のいろいろなイチゴも買い集めて、食べ比べパーティーをしたい。

 これを読んだ相手に、あなたのイチゴへの愛と「食べ比べをしたい」という意欲が伝わったら、ひとまずOKです。

(写真は、ピンクのイチゴ=左。右の赤いイチゴとギャップがありますね。フルーツは見た目のインパクトも大事)

相手の脳内に「あなた像」が浮かぶように

 企業側は、ESを読んで「あなたがどんな人なのか」人物像を知りたがっています。証明写真、大学名、学部学科、学歴、居住地など基本情報はわかっても、無機質なデータでは何も人物像がイメージできません。
 そこで、ESでは読み手対して「あなた像」を具体的に言語化して届ける必要があります。

 企業がいちばん知りたがっているのは、「あなたが今までにどんなことをしてきた人なのか?」「どんな思考をして、どんな行動パターンを取る人なのか?」ということ。「こういう人物像が正しい」という絶対の正解を求めているわけではありません。企業にはさまざまな業務があるので、さまざまなタイプの人物をほしがっています。怖れずに自分の特徴をはっきりと打ち出してください。

 とはいえ、あなたの特徴を何でも伝えればいいわけではありません。そこで、相手の目的に合わせて情報を厳選する編集能力が必要になります。企業側に、「仕事に役に立ちそうな」あなたの強み、「相手企業のカルチャーや業務内容に合う」あなたの特徴を優先的に選び取って伝えるのです。

 ESを読んだ人に、「なるほど、この学生さんならうちの社風に合いそうだ」「うちの仕事の役に立ちそうだ」とイメージしてもらえるように工夫してください。自分と企業との相性は予測で構いません。(だってまだ実際に働いたことがないのですから)。でも予測するためには「自己分析」と「企業研究」が必要なのです。相手企業に合わせて、自分を無理に飾り立てる必要はありません。すでにある自分の側面の仲から、どれを相手に見せるかを考えればいいのです。

 次回は、具体的な質問例をあげながら、ESの書き方のコツをお伝えします。