まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年11月16日

自己分析でドツボにはまったら 他人の力を借りよう!

やればやるほど自信がなくなる

 こんにちは、まや姉さんです。
 みなさん、もう「自己分析」ってやりましたか? “ジコブン”やって自分の強みや適性を知ることは、就活の第一歩といわれています。やり方はいろいろあります。小さい頃からの自分史を書き出したり、自己分析の本を使ったり……。最近では専用の診断ツールも増えてますね。

 ところが、このジコブンのしょっぱなで不安のドツボにハマってしまう人が結構いるのです。こないだある就活セミナーでこんな悩みを聞きました。「ジコブンやってみたら、私の強みは『努力家』ってことになったんですけど、本当にそうか自信がないんです」。隣の学生も口をそろえます。「あ~それわかる。私も『努力家』って結果が出たんだけど、考えれば考えるほど違う気がしてきて。この程度で努力家って言っていいのか不安です……」。

 この不安のドツボにハマったらどうするか? ちょっと考えてみたいと思います。

(写真は、ある学生さんの自己分析ノートです。うわぁ、短所がびっしり書かれてる……)

自分のことは意外とわからない

 そもそも「己を知ること」、なおかつ「己を言葉で説明する」って相当ハードルが高くないですか? 普段から自分を見つめるのが好きな心理学とか哲学好きの人ならとにかく、今まで自己分析なんて一度もやったことない人がほとんどでしょう。壁にぶつかって当たり前です。
 考えすぎて不安のドツボにハマったら、「最初から完璧な自己分析を目指さない」「地味でもいいから自分の長所を一つずつ探していこう」という路線でいいと思います。

 ところで、自分自身には、次の4つの側面があるって聞いたことがありますか?
① 自分も他人も知っている自分=「開放された窓」
② 自分は知らないが、他人は知っている自分=「盲点の窓」
③ 自分は知っているが、他人は知らない自分=「隠された窓」
④ 自分も他人も知らない自分=「未知の窓」
 
 この四つの側面は、「ジョハリの窓」と呼ばれています。アメリカの2人の心理学者が考えた、「対人関係を円滑にする心理学のグラフモデル」です。(詳しくは上の図を見てみてね)

 では、①~④のうち、就活で最も大事なのはどれだかわかりますか?

他人にあなたを発見してもらおう

 就活や仕事をする上でまず大事なのは、①の「自分も他人も知っている自分」=「開放された窓」です。あなたが「私のキャラや強みはこれ!」と認識している要素と、企業側が「ほう、なるほど確かにその通りですね!」と賛同してくれる要素は、なるべく一致している方がお互い誤解がなくいい関係になれますよね。
 あなたの友だちを見てみてください。自然にキャラ立ちしながら周りとなじみ空回りしてない人って、①の窓が大きく開いた人だと思いませんか?
 でも、①の窓って、自分のことを客観的に考えたことがないと意外とせまいままなんですよ。ジコブンで壁にぶつかってしまうのは、この①の窓が小さくて自信が持てないからです。

 そこで注目してもらいたいのは②の窓。「自分は知らないが、他人は知っている自分」=「盲点の窓」です。この窓を、今のうちに大きく開くようにしてほしい。一人でひっそりジコブンやっても、②の答えは一生わかりません。他人の方が意外とあなたのことを知っているものです。勇気を出して周りの人の知恵を借り「他己分析」をしてください。つきあいの長い友だちやサークル仲間、親、親戚、きょうだい、バイト先の店長などをつかまえて、「あのう、就活に必要なので率直な意見を聞かせてください。私の長所(特徴・良さ・強み)って何だと思いますか?」「その理由は何ですか?」と聞きまくってみてください。(でもいきなり聞くと驚かれるから、前置きで相手の力を借りる必要性について説明してね)。

 また、友だちどうし何人かで集まり、お茶でも飲みながら話すのもいいでしょう。「私が思う○○さんの長所・特徴」と「その理由・具体的なエピソード」について、お互いにネタを出し合うのです。複数の友だちから似たような長所を指摘されたら、それは強みとして就活でアピールしていいでしょう。
 時には辛辣なコメントが返ってきてへこむかもしれませんが、それも「自分が気づいていない自分だ。今後の改善点にしよう」と冷静に受け止めましょう。フィードバックをくれた相手には、お礼を言うのを忘れずに。

(写真は、グループで自己分析の振り返りをする学生さんたち。こんな風にみんなでやった方が楽しいですよね)

ドツボにはまるのは「隠された窓」

 人生では大事かもしれないけれど、就活でスルーしていいのはずばり③です。③の「他人からは見えない自分」=「隠された窓」は、今はこじ開けなくていいです。③をこじ開けると「私って見かけは努力家ぶってるけど、本当は怠け者なんだよな」などとネガティブな自分に向き合うことになり自己嫌悪に陥ってしまいます。逆に「本当の俺はもっとすごいのに周りは誰も気づいてくれない」なんて、イタい被害妄想につながったりもします。どんなに素晴らしい長所があったとしても、他人に気づいてもらえないなら社会では評価されません。③の窓は、プライベートで仲のいい人や恋人にでも見せる時にとっておいてください。

 ④の「未知の窓」は、まだ誰も気づかず言語化されていない領域です。あなたの潜在能力がここに隠れているかもしれませんが、就活の段階では考えなくていいと思います。

 就活で大切なのは、②の「盲点の窓」の中でなるべくたくさんの長所を発見し具体的に言語化すること。そして発見した長所を、①の「開放された窓」にどんどん取り込んでいくことです。①の窓が大きくなると、自信がつくし就活もどんどん楽になります。

(写真は、ジャングルに住むナマケモノの親子。別に怠けているわけではなく筋肉が少なくて速く動けないんだそう。天敵に襲われたらあっという間に食べられちゃう。見かけによらず命がけです)

長所も短所も根っこは同じ

 なーんてエラそうに言ってる私も、かつては己を知らないイタい若者でした(あれ?いまもそうか)。私はよくいうとおおらか、悪く言うとおおざっぱな性格です。得意がって自分なりに一生懸命やったことが職場では評価されなかったり、うっかり無意識にやったことで上司に「キミは仕事をなめているのか!」と叱られ、へこんだことが何度もあります。
 一方で、自分では気づかない長所を同僚に指摘されたこともあります。周りの人から相談ごとを受けることが多く、職場では冗談半分で「アネゴ」「飲み屋のママ」(確かにお酒は好きだけど)「築地の母」(占い師かよ?)などと呼ばれていました。何でも受け入れるおおらかさ(おおざっぱさ?)が功を奏したのかもしれません。 

 人間、長所も短所も根っこは同じ。どんな短所も長所に変えられる可能性があります。一人で悶々と考えこまず、他人の力を借りながら長所を発見していけば、道が開けると思います。