まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年10月26日

学園祭ネタを就活でアピールするには?

遊びを本気でやれるのは今だ!

 こんにちは、まや姉さんです。
 秋も深まり、そろそろ学園祭のシーズンですね。準備に追われている人もいることでしょう。
 つい先日、作文講座をしている大学で少し早めに教室に着いたら、中でアカペラサークルの男子学生さんたちが学園祭の練習をしていました。教室中に響き渡る甘く美しいハーモニー。終わった瞬間、つい「ブラボー!」と拍手をしてしまった……。いいよなぁ、まさに青春って感じ!

 こんな学園祭での活動は、就活の時にもフル活用できます。一見遊びっぽく見える活動でも、真剣にやり遂げれば実績として誇っていいのです。本気で遊べるのは今しかないかも。学生の特権を生かして思いっきり遊んでください。
  
 今回は、学園祭ネタをアピールする時のポイントをお伝えします。
(写真は、東京農業大の名物、応援団の「大根踊り」。今回は大学の学園祭企画シリーズをお届けします)

活動だけではなく「あなた」を伝える

 「あなたが学生時代一番力を入れたことは何ですか?」。これ、ESや面接で必ず聞かれる鉄板ネタです。企業は、あなたの実績を知るために過去の出来事を聞いてくるのです。当然ながら、ここで学園祭ネタを出す就活生は、かなりの割合でいます。こんな感じで回答する人が多いです。

 「私は、学内のアカペラサークルに所属しております。今年秋の学園祭では部員40人が10チームに分かれ、アカペラライブを開催しました。私たちのチームは英語でゴスペルソングを歌うことになりました。私はサブリーダーとしてリーダーを支えました。最初のうちはみんな緊張と練習不足で音程が合わず、テンポもバラバラでしたが、毎日のように練習を重ねました。当日のステージではチーム全員で見事なパフォーマンスを披露することができ、お客さんからたくさんの拍手をいただき感動しました」

 ……これだと、単なるサークル活動の思い出話です。もっといろんな体験があったはずなのに、もったいない……。
 就活でアピールするべきことは、「あなた自身がどう行動したか」です。あなたが何をしてチームに貢献したのか、どんな工夫をして問題をクリアしたのか、その結果状況がどう変わったのか、具体的なストーリーを伝えないと、実績としてアピールする意味がないのです。

(写真は、東京芸術大「藝祭」名物の神輿パレード。神輿のクオリティーがハンパなく高い。さすが芸大生!)

地味な裏方こそ、仕事の神髄

 就活シーズンになると、どういうわけか“サブリーダー”とか“サブチーフ”なる肩書を名乗る人がたくさんいます。役職についてないとダメだと思ってる人が多いのでしょう。
 でも、“サブリーダー”って実績としてアピールする価値ある? 正直、社会人の前ではほとんど価値がないです。だいたい“サブ”じゃ中途半端だし、何をしたのか伝わりにくい。具体的な実績を言葉にして伝えてください。肩書よりも内容の具体性で勝負しましょう。

 あなたは普段、サークルで何か係を担当していますか? 担当していたらぜひそれもアピールしてください。地味な内容でもいいのです。地味な裏方こそ仕事の神髄です。アカペラサークルを例にすると……

 企画=曲決め、楽譜・音源探し、練習日決め、ライブの演出、後輩の指導……
 広報=チラシ・パンフレット作成、SNSで情報拡散、動画撮影・編集……
 会計=会費の集金、スタジオ代・衣装代など経費支払い、赤字にならないようにやりくり……
 渉外=練習会場探し、スポンサー企業探し、OB・OGや外部講師とのやりとり……
 
 特に係の名前がついてなくても、何かしら細かい仕事を担当したら、就活でアピールしてOKです。
 アピールのポイントは、学園祭ネタの時と同じです。自分が裏方として「何をしたのか」「どのぐらいの時間をかけ」「どのぐらいの頻度で」関わったのか、「どんな工夫をして問題解決したのか」、そして「その結果、サークル内の状況がどう変わったのか」など、ビフォー&アフターを具体的に伝えるようにしてください。

(写真は、関西の4大学が合同で開催したミスコンのプレイベント。最近、「ミスコンは女性差別」との批判で中止する大学も。「ミスターコン」も同時開催すればいいのにな……)

学外企画にも挑戦してみよう

 学園祭で企画がうまくいったら、今度は学外でも何かイベントをやってみるのはどうでしょうか。学園祭は年に1回のザ・非日常。先輩たちがノウハウを持っているし、みんなテンションが高まっているので企画がやりやすいのです。今度は何もない時期に、小さくてもいいのでゼロから何か企画してみてください。

 今ではネットを使えば、簡単に会場が探せます。SNSで拡散すればチラシを配らずに集客できます。学内の教室を借りれば楽だしタダで済むけれど、公共施設やレンタルスペースを借りて、学外の人を招いてもいいでしょう。
 そこまでやるのは無理というなら、忘年会など飲み会の幹事を買って出て、ちょっとした催しをやるのもいいと思います。

 私は、もう学園祭には参加できませんが、時々SNSで友人たちに声をかけ、女性向けのイベントを企画しています。仕事とは関係なく完全に遊び。大人の学園祭のノリです。遊びだからこそ割と本気でやります。どうすれば参加者が楽しめるか、どうやったら低コストで準備でき、当日スムーズに運営できるか毎回悩みます。素人なので試行錯誤の連続ですが、新しいことにゼロから挑戦するとワクワクします。

 最近は、イベント企画に便利な無料サイトもたくさんあります。会場探しなら「スペなび」や「スペースマーケット」、告知・集客は「こくちーず」や「Peatix(ピーティックス)」などが便利です。

 学園祭は遊びかもしれないけれど、企画運営のノウハウは将来の仕事にも役に立ちます。やらないで後悔するより、やって後悔。苦労した経験は一生の財産になるはず。とにかくめいっぱい楽しんでください!

(写真は、東京大駒場キャンパス名物「河童踊り」。水泳部部員がカッパの扮装をして練り歩きます。戦前から続く伝統行事で、現在も毎年開催されています=1949年11月撮影)