まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年10月12日

アルバイトを就活に生かす秘訣!

淡々とこなすだけじゃもったいない

 こんにちは、まや姉さんです。
 みなさんは、アルバイトをしていますか? 多くの人が経験したことがあると思います。「自由に使えるお金がほしい」「生活費や学費の足しにしたい」「留学資金を貯めたい」など、理由はさまざまでしょう。アルバイトは「お金のため」と割り切っている人も多いでしょうね。でも、与えられた仕事をお金のためだけに淡々とこなすだけではもったいない。「働く」という体験には、就活に役立つヒントがいくらでもあるはず。
 今回は、「アルバイトを就活に生かす秘訣」についてお伝えします。

(初めてのアルバイトといえば、思いつくのがマクドナルド。アルバイトは「クルー」と呼ばれるそうです)

現場での意識を変える

 学生アルバイトで多いのは、飲食店、ショップなどの店員、塾講師や家庭教師などでしょうか。自分が働いている現場を思い浮かべてみてください。これからは、その現場をいつもと違う視点で眺めてみましょう。
 たとえば飲食店を例に考えてみましょう。お店はお客さんを増やすためにどんな工夫をしていますか? 主な客層、地域の特徴は? 1人あたりの滞在時間、利用1回で使う金額はどのぐらい? 推測でいいので考えてみてください。お店の1カ月の売り上げはいくらか知っていますか? 先月の売り上げは赤字、黒字どちらでしたか?
 「経営者じゃないからそんなことわかるわけない!」。そうですよね。わからなくてもいい。正しいデータを得ることが目的ではなく、意識を変えてみてほしいのです。
 自分が働いているお店は「時給がいいけど忙しい」とか「オシャレでお料理がおいしい」ではなく、経営マインドでとらえる練習をしてください。

 店舗経営のプロは、オープンしたての飲食店に行って飲み食いすれば、だいたいの計算ができるそうです。店の立地や内装から賃料を予測、開店時の初期費用を割り出します。料理を食べたらそのクオリティーでおよその原価率を割り出し、従業員が何人ぐらいいるか見て、月あたりの人件費を予測します。お客の入り具合や回転のしかたで売り上げを予測。おいしくてそこそこ賑わっているお店でも、「このままだと儲けが出ない。数年でつぶれそうだな」などと勘でわかるそうです。

(写真は、昔の京都大学でのアルバイト求人。家庭教師や塾講師の募集が多いです。今でも学生バイトの定番ですね=1966年4月11日撮影)

ベテランの先輩からワザを盗む

 アルバイトをしていると、他の人のやり方が気になりませんか? もし身近に「この人スゴイ!」と思うベテランの先輩や社員がいたら、ぜひ勇気を持って近づいてください。自分のやり方とどこが違うのか、さりげなく観察してワザを盗んでください。アルバイトは「社会で働く」ということを学ぶ絶好の場なのに、学生だけでつるんだりしたらもったいないです。

 私は学生時代、秋葉原の電器店で販売員のアルバイトをしていました。雇い主はお店ではなく電器メーカー。日給いくらでお店に派遣される「メーカー派遣」という仕事です。売り場には、別々の会社から来たメーカー派遣の販売員がたくさんいて、みんなその道何年というベテラン社会人。ライバル会社同士で同じ売り場に立ち、自社製品の売り上げを伸ばすべくしのぎを削っていました。
 メーカー派遣とはいえ、自社製品のことしか知らないのでは、お店側のメリットになりません。他社製品もひととおりマスターしないとお客さんの質問に答えられない。そこで、店頭に立った時は他メーカーの販売員さんのセールストークを立ち聞きして覚えました。
 仕事後はお客のふりをして他店に行きました。店員さんに話しかけ接客の様子を観察するのです。同じ電器店でも、店舗によって接客ノウハウが全然違います。説明が的確で親切な店員さんがいると感動しました。他店でたまたま研修中だったメーカーの営業マンとも顔見知りになり、海外勤務経験の話を聞いて圧倒されました。

 どの現場にも、自分よりスゴイ人がいます。スゴイ人がいたらあえて近づく。そして「よっしゃ、自分ももっと頑張ろう!」と刺激を受ける。アルバイトを通じて、スゴイ人から学ぶことが大事だと思います。
 アルバイトに限らず、学生時代にいかにスゴイ人たちに出会ったかが、就活にも大きく影響すると思います。

(最近の秋葉原電気街。私が通ってた頃はパソコンショップだらけでしたが、今はだいぶ変わりましたね=2015年7月10日撮影)

地味でも自分なりの工夫を見つける

 大学生活も後半になると、アルバイト先ですっかりベテラン扱い、あなた自身が「スゴイ人」になってるかもしれませんね。では、現場であなたが自分なりに工夫したこと、苦労したこと、達成したことは何でしょう? ぜひ今からメモに残しておいてください。どんなに地味で些細なことでもいいです。
 たとえば、
 ・週に〇回〇時間、〇年間休まず働いた。
 ・季節のメニューを店長に提案したら採用された。
 ・アルバイトリーダーを任され、○人分の勤務表を作った。
 ・新人スタッフ○人に○日間かけて仕事を教えた。
 ・売り上げを前月より○円アップさせた。
 ・トイレ掃除を毎日熱心にやり、消臭剤を変えた。
 ・フレンドリーな対応が喜ばれ常連が○人増えた。

 あなたがアルバイトでやってきたことが、就職先ではどう役に立つか考えてみてください。「大したバイトじゃないし、志望企業と全然関係ない業界だし」と思うかもしれません。実は企業側は、あなたが「何のアルバイトをしていたか」にはほとんど興味はありません。あなたの「人となり」や「熱意」、「物事との関わり方」に興味があります。

 ESや面接でアルバイトを取り上げるなら、現場でつかんだ体験をリアルに伝えてください。「コツコツ粘り強く頑張りました」と、ありきたりな言葉で伝えるのではなく、「経営マインド」「先輩から盗んだワザ」「自分なりの工夫」といった視点から掘り下げてアピールしてみてください。きっと相手に響きますよ。