まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年10月05日

情報収集をアクティブにやるコツは?

じっくり読むより「アウトプット」する

 こんにちは、まや姉さんです。
 すっかり秋らしくなってきましたね。秋、といえば月並みですが「読書の秋」ということで、私も読書会に参加してみました。今回の課題本は、普段は手を伸ばせない難しい哲学書。当日までに本を読んでおき、参加者どうしで感想・意見を言い合うというものです。著者の方にも直にお話を聞くことができ、脳みそにカツが入りました。
 読書会を通して気づいたことは、「難しいことは一人でやると挫折する。でも誰かと一緒にやると楽しい」。一人じっくり読むことも大切ですが、内容をアウトプットしたり他人と対話したりすると、難しいことでも理解しやすくなります。

 これって、就活も一緒ではないでしょうか。みなさん、これから就活の情報収集をすると思いますが、ずっと一人だと辛いです。時にはアウトプットや対話も必要です。
 ……というわけで、今回は「情報収集をアクティブにやるコツ」についてお伝えします。

(写真は、東京・高円寺の人気ブックカフェ「アール座読書館」。こんな環境でずっと本を読んでいたい……)

ネット情報は印刷して赤ペンで突っこむ

 みなさん、そろそろ就活資料をチェックしはじめている頃でしょう。業界地図、会社四季報、就活サイト、企業パンフレット、企業サイト……。ここで一つおすすめ。ネット情報はスマホで流し読みするのではなく、この会社!とピンと来たら、ぜひプリントアウトしてください。そしてプリントした紙を読みながら、ペンで線を引き、余白に“突っこみ”を入れるのです。独り言でもいいので、感想や意見を脇に書き込んでください。この作業はある意味「アウトプット」であり、相手企業と自分との疑似的な「対話」でもあります。

 私も、本は赤ペンで線を引きながら読んでいます。「へぇ面白い!」「いいね!」と思った箇所にぐりぐり印をつける。わからないところは読み飛ばす。「なるほど腹落ちした」「ここ誰かとシェアたい」と思う文章にも線を引きます。
 そして、空欄に自分なりに要約したことを書き込んでおきます。すると、難しい本でもいつの間にか愛着がわき、ものにできてしまうのです(錯覚かもしれないけど……)。
 重要なのは、自分が思いついたことを、メモや付せんなどで可視化しておくことです。

(写真は、ある大学4年生の就活ファイル。ネット検索した記事をプリントし、線を引いたり、要約や感想を付せんに書いて貼ったりしています。今年見事に内定をゲットしました)

新聞や雑誌でマイナス情報もゲット

 当たり前ですが、どんな企業にもいいところと悪いところ、プラスとマイナスがあります。パンフレットやサイトなどで得られるのは、読み手を意識したプラスの情報ばかり。みなさんの中には、プラス情報だけを集めてしまう人が何と多いことか。そしてESや面接で「御社を希望する理由は製品の○○に共鳴したからです」「私もぜひその製品の業務に携わりたい」なんて、ほめ殺しをしてしまう。ほめ殺しは、みんなやるけど自分自身のアピールにならないので、ハッキリ言って時間のムダです。
 ほめ殺しするぐらいなら、企業のマイナス面を調べて「ここはこうした方がよくなる。自分だったらこう解決する」と、稚拙でもいいから提案した方がずっといい。就職するのがいやになるかもしれませんが、ぜひマイナスの情報も集めてください(愛があるなら相手の悪い面も見ないとね)。

 そんな時こそ便利なのが新聞です(と、ここで自社のアピール……)。大学や公共の図書館で、「新聞記事の電子データベース」があれば一度使ってみてください。各企業の過去1年分の記事を企業名で検索し、最新の動きや業界全体が抱えている課題を洗い出すのです。気になる記事があったらプリントアウトしてノートに貼ったりファイルしたりするといいでしょう。そして、重要なところに線を引き、自分なりの感想・意見を脇に書き込んでおく。こうすれば、数カ月後には自分だけの就活ガイドができあがります。

 企業や業界全体の課題を知るには、新聞だけでなくビジネス雑誌もおすすめ。『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』などには、業界再編の話題や、注目企業の最新事情など、鋭い切り口の特集が載っています。ウェブで読める記事もあります。業界の“中の人”たちも読んでいるので、面接で話題にすれば「おっ、キミよく勉強しているね」と一目置かれます。同じ業界を目指す仲間がいたら手分けして調べ、結果を報告しあうのもいいでしょう。一人でやるより仲間がいた方が必死になるはずです。

(写真は、週刊誌『ダイヤモンド』と『東洋経済』。業界特集の時はぜひチェックしてみて。朝日新聞もよろしくお願いします!)

“中の人”に会って情報のズレを修正

 メディア情報をチェックするのは、基本中の基本。でも情報は必ずしも現実そのものじゃないので、鵜呑みにするのは危険です。社長のインタビュー、新製品の発表など、企業が表に出す情報は受け手によく思われるようある程度コントロールされています。

 じゃあ、どうやって「情報」と「現実」のギャップを埋めたらいいのか。そのためにOB・OG訪問があるのです。OB・OG訪問の前には、企業の基本的な情報を頭に入れてから会いに行った方がいいです。先輩に会って、パンフレットに載っているようなことを質問しても時間のムダ。その代わり、“中の人”しか知りえないようなことを聞くのです。「御社のサイトでは~に重点を置きグローバル化を目指すと書いてありますが、現実はどうですか?」「御社は、働きやすい企業ランキング○位に入っていますが、実情を教えてください」などと聞けば濃い対話ができるでしょう。企業が表に出しているデータと“中の人”の認識には、たいてい多少のズレがあります。先輩と対話するチャンスをつかみ、そのズレを修正してください。
 ネットにも企業の裏情報がごまんと載っています。でも、いつ誰が話したことなのか裏付けが取れない噂話は、鵜呑みにしない方がいい。ネット情報よりあてになるのは、実際に働いている人の生の声です。

 読書の秋は、本をじっくり味わうのもいい。いっぱい読んで考えてください。でも最終的には「書を捨てよ、町へ出よう」、そして「人に出会おう」だと私は思います。読んで考えを深めた後で人と出会えば、対話もいっそう意味深いものになるはずです。