まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年09月07日

笑顔でうまく話せると一生もの…身につけるコツは?

自分の話し方に自信はある?

 こんにちは、まや姉さんです!

 みなさん、自分の話し方に自信はありますか? 
 最近、就活生のみなさんと面接の練習をする機会が増えてきました。みなさん、緊張しながらもとっても熱心に答えてくれるのですが、話し方の基本的なところで損している人が結構多いのです。あぁもったいない……。せっかく一生懸命話してるのに、顔の表情や話し方のせいで熱意が伝わってこない。別に「演説や話術の達人」になる必要はないけれど、感じよく大人の話ができる能力はあった方が絶対に得です。

 そこで今回は、「話し方がうまくなるコツ」をお伝えします。就活ではとても重要なので、本番までにできるように少しずつ練習しておいてください。

(写真は、NTT西日本が開発した面接練習システム。表情や話し方を分析してくれる優れもの。今回の写真は、話し方やマナーにまつわるものをお届けします)

ポイントは「声」「姿勢」「表情」

 面接の練習をしていて、学生さんに多い残念ポイントは3つ。「声が小さい」「姿勢が悪い」「表情が乏しい」ことです。声が小さい学生さんに「ごめんなさい。よく聞き取れないのでもう少し大きな声で」とお願いしても、なかなか声が大きくならない。
 声が小さい人は、お腹に力が入っていないので、日頃から腹式呼吸を練習してみてください。姿勢が悪かったり猫背だったりすると声が出にくい。椅子に浅めに腰かけ、背筋を伸ばし、深呼吸する時のように胸を張ってください。頭のてっぺんが天井から釣られるような感じで上に体をピンとのばすと、表情にもハリが出ます。肩や喉の力を抜き、口を大きく動かして話すようにしてみてください。声が大きいだけで「この人は自信がありそうだ」と信頼されます。
 話す時は、相手の目を見るようにしましょう。緊張して目を直視しにくいのなら、慣れるまでは相手の襟元あたりを見るようにしてみてください。そしてできれば口角をあげ、笑顔で話すようにしてみてください。歯を出して笑うのではなく、常に微笑みをたたえる感じです。

 「話し方なんて、それぞれの個性なんだから、どうでもいいじゃないか」と思うかもしれないけど、ビジネスの場では第一印象が大事。会った瞬間から信頼してもらえるように、余分なマイナス要素は取り除いた方がいいでしょう。
 接客が大事な業界、たとえばレストランやホテル、百貨店、航空会社などで働く人たちは、常に笑顔なのはもちろん、姿勢も声もいいです。見る機会があったらよく観察してみてください。

(プロの客室乗務員から、機内での接客マナーについて指導を受ける就活生たち。最前列の女子学生さん2人の目力すごい=2010年6月17日撮影)

答えは長くても1分以内で

 あと、学生さんに多いのが、質問を一つ振られるとダラダラ長く答えてしまうケース。これもダメです。質問されたら、最初の一言でズバッと結論を言い、補足説明含め長くても1分以内に収めてください。「1分で自己PRをどうぞ」とお願いしているのに、1分以上しゃべる人が必ずいます。スマホのストップウォッチ機能を使って感覚をつかんでください。「約20年生きてきた自分の人生をたった1分で言えない」と思うかもしれませんが、普通のテレビCMは1本15秒で商品の特徴を言い切ります。1分ならCM4本分もあります。真剣に言葉を練り上げれば、あなたのエッセンスは十分に伝えられるはず。つまらない話だと、たった1分でも相手には苦痛に感じるので、気をつけて。

 ちなみに、プロのアナウンサーは、自分のしゃべる長さを正確にコントロールできるそうです。特に生放送では秒単位で時間調整しながらしゃべっています。番組を見る時にぜひチェックしてみてください。

(フジテレビが企画した一般向け話し方講座。アナウンサーの指導で参加者が腹式呼吸ができているか確認しています。腹式呼吸は大事!=2016年1月16日撮影)

「メリハリ」と「間」も大事

 話し言葉には、抑揚や強弱、つまり「メリハリ」をつけることが大事です。メリハリななく平板にしゃべると、余計長くつまらなく聞こえます。重要な語句や数字の部分は、声を大きく、かつトーンを高めにして強調してみてください。メリハリのつけ方は、テレビのアナウンサーや司会者の話し方をチェックしてみてください。特に通販番組だとわかりやすいです。「みなさん聞いてください! こんな高機能でたった29800円! 今回限りのお値段です! フリーダイヤルで今すぐ!」という時、かなりハイテンションになっていますよね。あれがメリハリです。まぁ、面接でジャパネットたかたみたいに、大げさに話したら完全に浮くけど。でも、あの高田明前社長は、人の心をつかむ天才でしたね。

 もう一つ重要なこと。それは話す時の「間」です。時々、立て板に水のごとくダーっと早口でまくしたててしまう学生さんがいますが、話し上手が陥りがちなワナ、それは「間」がないこと。文章で言うなら「、」や「。」がなく、全部つながってるような文。これでは相手に伝わりません。
 この間、ある男子学生さんに1分間話をしてもらったら、話し方はとても流暢なのですが、一つの文でダーッとつながってしまい、最後にやっと「。」が1回だけ出てきました(本人は緊張しているので気づいていない)。「間」がないと相手にうまく届かないのです。話には時々句読点を入れる感覚で「間」を置き、相手の心の中に言葉をしみこませ、感じてもらうことが大切なのです。

 ジャパネットの高田前社長はじめ、プロのアナウンサー、俳優、芸人、落語家など、しゃべりのプロはみんな、この「間」を大事にしています。しゃべりがすっと心に入ってくる人を見つけたら、「間」に注目してみてください。

(ジャパネットたかた高田明前社長の最後の番組出演。あのハイテンショントークにもヒントがたくさん隠れています=2016年1月15日撮影)

自分が話すところを録画

 みなさんは普段スマホで自撮りとかしてますか? おそらく何度も撮っていますよね。では「自分が一人で話しているところ」は動画で撮ったことありますか? しゃべり方の癖は、意外と自分ではわかっていないので、一度、スマホで動画を自撮りしてみてください。最初は1分ぐらい面接風に自己紹介をするだけでいいです。すぐに再生して、どこを直したらいいか振り返ってみてください。意外と思うように言えず、愕然とすると思います。でも動画の効果は抜群! 
 友だちや家族に自分のスマホを渡して撮ってもらってもいいでしょう。相手に自分のよかった点と悪かった点を指摘してもらってください。何度もやれば、確実に話がうまくなります。

 先日ある女子就活生さんと面接練習した時に、動画撮影をしてみました。彼女は「私、こんなに下手だったんですね。これじゃ受かるわけない」とがっかりしていましたが、一念発起してその後個人練習を重ね、見事内定を勝ち取りました。

アルバイトで「学生言葉」を撃退

 面接で気になるのが、「学生言葉」。これも極力なくしてください。友だち同士でしゃべっていると「えっと」「やっぱ」「なんか」「~とか」「自分は~○○なんで~」など、つい連発してしまうものですが、面接官には耳障りに感じます。また、「私はコンビニでアルバイト“させていただいている”のですが……」など、丁寧すぎる敬語も耳障りです。「アルバイトしている」で十分。
 大人の話し方を鍛えたい人には、接客のアルバイトをオススメします。それもなるべく1対1で丁寧に接客する現場がいいでしょう。たとえば、レストラン、ホテル、ウェディング会場、受付、電話オペレーター、販売など……。

 私が学生時代に最も話し方を鍛えられたのは、電器店での販売員のアルバイトでした。研修では自分のしゃべり方をビデオ録画し、「表情がかたい」「早口すぎる」「視線が泳いでる」などと悪いところをガンガン指摘されて相当へこんだ……。でも、人から指摘されて初めて欠点に気づき、直すことができました。
 店頭では、お客さんに合わせてしゃべり方を微妙に変えるなど、自分なりに工夫をしました。話すことに慣れたおかげで、就活の面接でもリラックス。今の仕事にも結構役に立っています。