まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2017年08月03日

業界研究は、大学の学部選びに似ている!?

業界選び、考えるだけでは答えは出ない

 こんにちは、まや姉さんです!
 先日、ある大学3年の女子に聞かれました。「業界研究を始めたばかりなんですけど、業界って最初から絞った方がいいんですか? それとも幅広く見た方がいいんですか?」。これよくある悩みです。あなたはどっちが正解だと思いますか? ……実は正解はありません。なぜなら究極的には“その人次第”だから。でも、その人が就活の入口に立ったばかりで、「そもそも自分がどんな業界に向いているかよくわからない」という段階だったら、私は迷わずこうアドバイスします。「頭で考えてるだけじゃなくて、できるだけいろんな業界を自分の目で見た方がいいよ!」と。
 業界選びは本当に悩ましい。当然です。だって学生のみなさんは、まだ社会人として働いたことがないのですから。自分にピッタリの業界なんて最初から簡単に見つかるわけがないのです。そう聞くとちょっと安心しませんか? 安心するどころか、かえって心配になってしまったらスイマセン!

高校時代の進路決めはどうだった?

 みなさんが高校2、3年の頃を思い出してみてください。希望の大学や学部学科を無理やり決めざるを得ない経験って、ありませんでしたか? 大学の一覧が載った資料をめくりながら「う~ん、○○大と××大なら、今の自分の偏差値でいけそうなのは○○大かな。でも、経済学部と経営学部ってどう違うんだろう?」などと迷ったり。オープンキャンパスに行ったら校舎がやたらきれいで印象がよかったとか、親が強く勧めたからとか、憧れの先輩がたまたまその大学にいるとか、高校に指定校推薦の枠があったからとか、偶然や直感で適当に決めてしまうことも結構あったでしょう。ま、偶然や直感に従うことも、決して間違いではないんですが……。
 中には「就活に有利そうだから」という理由で、さほど深く考えずに大学や学部を選んだ人もいるのでは。「(大きな声では言えないけれど本音では)周りにスゴイといわれたいから名門大学にした」という人もいるでしょう。入った後で実際にどんな勉強をするのか、どんな教授陣がいてどんなゼミがあるのかなんて、あまりよく調べもせずに。もしかして、就活でも同じことをしようとしてませんか? 
 実は、業界選びは「学部」選びに似ています。「自分は大学に入ったらどんな分野を学びたいのか?」=「自分はどんな分野で仕事をしてみたいのか」を考えることに似ています。そして企業は「大学」です。就活はまず業界研究から始めろ、と言われますが、自分が行きたい「学部」を先に考えてから「大学」を選ぶようなものなので、その順で真剣に大学選びをしてこなかった人にとっては、なかなか難しい。先に企業名にばかり目がいってしまうからです。
(写真は、とある高校の進路指導室。赤本が並ぶ前で焦っていた頃と今の心境、ちょっと似ていませんか?)

最初からずばり「天職」なんて見つからない

 大学での勉強も想定外の連続だったと思いますが、仕事も同じ。実際に“中の人”になって働いてみないとわからない想定外のことが山のようにあります。大企業であればあるほどいろんな職種があり、実際にどの部署に配属されるのかによっても、仕事人生は変わります。
 どんなに希望の業界が見つかり、頑張って第1志望の企業に入れたとしても、100%自分がやりたい仕事に就けるとは限りません。実際に仕事を始めてみたら、「あれ、何か想像してたのと違う。自分に向いてないかも。どうしよう……」なんて悩むことは誰しも必ずあります。最初からずばり「天職」を手にできる人なんて、ほとんどいないのです。幸いにもこれは最高!自分にピッタリ!と思う仕事に出会えたとしても、企業では定期的な異動もありますし、運や実力や人との出会いによって仕事人生がどんどん変化します。あなた自身の足で歩んでいく人生なんだから、世間の評判とか親や友だちの意見で行く場所を安易に決めない方がいい。「自分はこの世界に行って仕事をしてみたい」と、個人的な思いを持ちながら就活しないと、あとあと行き詰まって、「こんなはずじゃなかった」と後悔すると思います。
(写真は、とある業界研究イベントの様子。企業ブースの前で必死にメモを取る就活生の姿が目立ちます)

自分が「どんな世界を見てみたい」のか?

 私は、就活は旅のようなものだと思っています。あなた自身が就活というプロセスの中でどんな旅をしたいのか、一度立ち止まって考えてみてください。旅に求めるものは、人によって全然違います。たとえば最初から「エジプトのピラミッドを間近で見たい。それが小さい頃からの夢だ」という人は、どうぞ迷わずピラミッドの前に行ってみてください。でも、あなたは中東の他の国々も見てみたいのかもしれない。中東に限らず世界遺産を見たいのかもしれない。単に遠くのエキゾチックな異国にふらりと一人旅がしたいのかもしれない。本場のベリーダンスやアラビア語を習いたいのかもしれない。ベリーダンスやアラビア語なら、他の国でも日本でも本格的に習えます。つまり行き先を必ずしもエジプトに絞る必要がない。「私、海外旅行したいんですけどどこに行けばいいでしょう。まだどこにも行ったことなくて」と戸惑っている人には、「とりあえず興味のある国どこでもいいから、いくつか行ってみたら。実際に自分の目で見て感動を味わってきたら」と言いたいです。旅に正解はない。すべてその人の願望と行動力次第です。
 「業界は最初から絞った方がいいのか? 幅広く見た方がいいのか?」「自分に向いてる業界はどこなんだ?」と、就活資料を眺めてぐるぐる悩んでいるぐらいなら、まずは体を動かして少しでも興味のわいた業界のどこかへ、自分の足で見て回ってください。すると不思議なことに自分の願望が少しづつつかめてきます。一度実体験をすると次はここへ行って比べてみよう、という新たな願望もわいてきます。就活は旅と同じぐらい想定外の連続で、めんどくさいことも山ほどあるけれど、旅と同じぐらいダイナミックな体験ができて面白いです。そして旅よりずっと安全に楽しめると思います。
(写真は、エジプトのギザのピラミッド。えらそうに話しましたが、私まだ行ったことありません。いつか行きたいなぁ……)