まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

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2018年05月30日

【最終回】 内定ゲット後も人生の旅は続く…

就活は人生の一大ドラマだ

 今週6月1日(金)は大手企業の面接解禁日、就活シーズンも大きな区切りを迎えました。事実上の戦線はすでに終盤に入っています。今年は就活の早期化と売り手市場の影響で、5月1日の時点で内定率が4割を超えたそうです。すでに内定ゲットしてほっとしている人がいる一方、これから本命の面接を受ける人もいることでしょう。これまで私も多くの就活生と出会い、本音で話をしました。過去や未来について真剣に語る学生さんたちから、私も大いに刺激を受けました。就活は大げさかもしれないけれど、人生の一大ドラマだと思います。

 コラムは今回で最終回です。就活生のみなさんに最後のメッセージをお届けします。

レースに乗れなくても大丈夫

 まだ内定がもらえず焦っている人へ。心配しなくても大丈夫です。すぐに内定がもらえることが本当の幸せとは限りません。周りと同じ時期に内定がもらえなくても「人は人、自分は自分」と割り切り、マイペースで頑張ってください。

 先日、「就活に乗り遅れてしまった」と悩む学生2人から、立て続けに相談を受けました。1人目は昨年から就職浪人していて、現在はアパレル業界を目指しているジュンイチさん(仮名)。
 「昨年の就活では、親や友だちに流されて大手金融などを受けたのですが、本気じゃなかったので全て落ちてしまいました。それで大学の単位をわざと落として留年することにしました」。ジュンイチさんは就活中に親から「この会社はダメだ」「こっちにしろ」などと干渉されたのがとてもイヤだったとのこと。留年して親や友だちと距離を置き、一人でじっくり考えを深めたことで「自分が本当に好きなのはファッションの世界だ」と気づいたそうです。

 2人目は、大学で演劇サークルに没頭したという4年生のマミコさん。卒業後はプロの役者になるつもりでしたが「自分にはプロになれるほどの才能がない」と考え直し就活することに。方向転換が大幅に遅れてしまったため、行きたい業界は軒並み募集が終わっていました。マミコさんは「どうせ就活するなら後悔のないように準備したい。これから1年休学してスクールに通い、出版社の記者か編集者を目指したい」と真剣に語っていました。

人生、模索や回り道が大事

 ジュンイチさんもマミコさんも、「自分が自信を持ってやれるもの」を模索するため、リスクを承知で留年や休学の道を選んでいます。傍から見たら「就活に失敗した」と見なされるかもしれません。でも、私は就活に失敗も成功もない、このような模索は決してムダにならないと思います。本当は若い頃にこそ、こんなふうに自分の人生を模索し、いろんな経験をしながら回り道するのが大事。一度行った道が違うと思えば、また引き返して別の道に行ってもいい。そもそも人生は一直線ではなくジグザグ進むもの。道に迷うことが許されない社会の方がおかしいと思います。

 とはいえ、回り道とは無縁なまま、一直線で社会人になる人もたくさんいるでしょう。私自身もろくに経験も知識もないまま会社に入って出版や新聞の業務にたずさわったため、最初は壁にぶつかってばかりいました。「あれ?仕事が想像していたのと全然違う。自分には向いてないかも」と何度も悩みました。「もっと就活を続けていろんな会社を見ればよかった」と悔やむことも何度か……。私は、学生時代より社会人になってから、自分なりの人生を模索し、あちこち回り道をしたタイプだと思います。誰しも「本当に自分の道はこれでいいのか?」と悩むのは当たり前。人生に絶対の正解はないから、目の前にあるいくつかの選択肢の中から、エイヤっと決めて前に進むしかないのですよね。

今のうちに心の居場所をつくれ

 すでに就活が一段落した人へ。入社するまでの間、自分が今取り組んでいる活動を精一杯やり切ってください。たとえば今やっているアルバイト、研究、ゼミ活動、旅行、趣味……遊びや恋愛でもいいです。「大変だけど意外とハマる」「ワクワクする」と思うものがあったら、それはあなたの喜びのツボ。社会人になっても何らかの形で続けてください。仕事にすぐに役に立ちそうになくても、熱中できることはきっとあなたの心の居場所になります。

 来年の今ごろは生活が激変しているはず。仕事があまりに忙しく疲れ果て「こんなはずじゃなかった」と自分を見失いそうになっているかもしれません。そんな時にふと戻れる場所、自分で自分を幸せにできる心の居場所があると、生きるパワーがわいてきます。

 あと大切にしてほしいのは、今あなたの周りにいる学生仲間や先輩です。社会人になれば別々の業界に分かれていくでしょうが、苦楽を共にした仲間は将来あなたが仕事や人生に悩んだ時に、よき相談相手になることでしょう。就活中にお世話になった先輩や先生とも、いつか仕事で関わるかもしれません。希望通りの企業に入れなかったとしても、内定の報告とお礼は忘れないように。

 今まで、コラムを読んでくださり本当にありがとうございました。
 きっといつかどこかでお会いできますように。
 再会した時は、あなたの新たな人生ドラマの話をぜひ聞かせてください。

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