
■IHIのやりがい
──IHIで働くやりがいは、どういうところにありますか。
菅原 我々の部署は開発だけではなく、お客さまとも話しますし、全体を広く見られますので、非常にやりがいがあります。私は飛行機大好き人間なので、飛行機を近くで見られる環境は他にはありません。
──ずっと飛行機が好きなんですか?
菅原 そうですね、幼稚園ぐらいから好きです。私が大学のときに「はやぶさ」が大気圏に再突入したのですが、打ち上げの経緯もずっと読んでいました。赤ちゃんのころから飛んでいるものなら何でも好きで、飛行船が飛んでいると、ずっと見ていたそうです。
──同業他社と比べた、IHIの強みは何だと思いますか。
菅原 まず明確にエンジンは強いですね。エンジンだけじゃなく、空気、機械、全般に強く、唯一無二だと思います。実際に整備の様子を見られるのも非常に強みだと思います。
──技術力の差というのは実際に研究していて感じますか。
菅原 とは言え、我々の主戦場は海外なので、そことどう対抗するかという課題もあります。当然、我々より実際にエンジンをつくっている三大メーカーはずっと規模が大きいので、どこで差別化するかは常に考えます。
──どこに差別化のポイントが出てくると思いますか。
菅原 たとえば、電動化をはじめたのがかなり初期でしたが、新しいニーズを常につかんでいく必要があります。どう手早く手を打っていくかが重要です。
──いわゆる高市政権の17項目、重点投資項目の一つに航空宇宙分野が挙がっていたので、注目分野になると思います。そういう意味でプレッシャーや意気込みは。
菅原 航空は世の中に欠かせないインフラで、他には代えがたい特長があります。我々が好きだということもありますけど、社会的な責任、モノを維持して、より良くしていくという責任は感じています。
──天野さんがIHIで働くやりがいは。
天野 先ほど2年間振り返ったときの話でも言いましたが、自分が続けている研究を認められたと言うにはちょっと早すぎるかもしれないんですけど、いろんな他社や大学の先生方からご好評いただいていることにやりがいを感じています。それから、やっぱり研究開発なので、まだないモノをつくっているのも楽しいです。航空機の電動化は「国内では我々だけ」という思いでやっています。