
■イオンモールのSDGs
──まずはイオンモールとしての、SDGsへの取り組みの主軸を教えてください。
三宅泰輔さん 弊社は地域の方々、お客さまと一緒に具体的な取り組みを推進していくことをマテリアリティー(重要課題)としています。現在は「まちの□□ACTION!」と銘打って、地域のお客さまと具体的な取り組みを進めているところです。この□□部分に「資源循環」や「いきもの+(プラス)」など6つの取り組みが入っています。
──「まち」というキーワードは、ショッピングモールという形態を重視されているからですか。
三宅 おっしゃる通りです。そのうえで弊社ではサステナビリティの観点から、環境面では脱炭素社会の実現を目標にしています。2025年度は国内の全モールの使用電力を実質再生可能エネルギー100%にしようと取り組んでいて、こちらは達成を見込んでいます。2040年には直営モールの使用電力を100%地産地消にすることを目指しています。
■環境への取り組み
──地産地消というと、地元で発電もするということですか。
三宅 はい。ここ幕張新都心でも実際にエネルギーをつくる取り組みをしていたり、エコな電力でお客さまの電気自動車に電気を提供したりしています。「V2AEON MALL」という、お客さまが自宅で発電された余剰電気を電気自動車を通じてイオンモールで放電してもらいポイントを提供するというサービスもしています。また、駐車場の屋根に太陽光パネルをつけることで、お客さまにとっては雨よけになったり、暑い日は日よけになったり、といったメリットを提供するなどの取り組みもしています。
そのほかにも「資源としてあらゆるものを地域の中で循環させよう」という取り組みをしていて、プラスチック、衣料品、廃食油、建築資材、イオンモールを建てるときの資材も再生後のものを利用しようとしています。洋服の回収ボックスもモール内に設置しています。
──洋服は、イオンモールで買ったものではなくてもいいのですか。
三宅 もちろんです。現在は外部企業と連携して回収品のリユース、リサイクルを行っていますが、究極はイオングループ内でプライベートブランド製品につくりかえるなど、完全に地域の中で循環する仕組みにしたいと思っています。