就活体験レポート

旅行会社子会社内定 内定者の就活体験

企業研究徹底して「ツボをつく質問」心がける 面接は最後は慣れだった

カメラさん先輩

旅行会社子会社内定 内定 首都圏私立大文系学部 男性

2026年06月18日

【就活の序盤】合同説明会でBtoBの世界を知る

 スーパーに内定したゼミの1学年上の先輩が「世の中にはいろんな会社があるから、合同企業説明会に行って知ったほうがいい」とアドバイスしてくれたので、ビッグサイトで開催される大型の合同説明会に足を運びました。そこでの最大の収穫は、普段の生活では接点のないBtoB企業の存在を知れたことです。実際、ここで知った大手スーパー子会社は内定までいただきました。BtoBに特化した企業は、自分から探しに行かなければなかなか知ることができません。実際に社員の方と話す機会も生まれ、「こういう仕事があるのか」という発見が就活軸を固めるきっかけになりました。

 就活をはじめた時期は業界を絞り込まず、とにかく幅広く見ることを優先していました。大企業は簡単には内定がとれないと考えて、大企業子会社も含めて企業を探していました。自己分析についてはキャリア系の必修授業で自己診断テストなどを受けたものの、正直なところ強く意識していたわけではありません。自分は何に向いているのかを3年生の6月ごろから企業を見るなかで漠然と考え、「自分はBtoBやサポート系の仕事に向いていそうだ」という軸が自然と定まっていった、というのが実感です。

【インターンシップ】27社に参加、もう少し絞ってもよかった

 夏休みを中心に、最終的に1~2日のオープンカンパニーには27社参加しました。エントリーシートはキャリアセンターでチェックしてもらい、ウェブテストは同じ形式を採用している他社で場数を踏んでから本命に臨むといった対策もしていました。通信系子会社のインターンシップは理系の方や大学院生とディスカッションすることができて、刺激的な経験でした。

 ただし、振り返ると夏休みはほぼ毎日インターンに通い、業界がかぶるプログラムも多くありました。結果的に早期選考に進めなかった企業がほとんどで、「もう少し絞って、限られた時間を有効に使えたのではないか」というのが率直な反省です。

【面接対策】思ったことを口に出してしまう、対策は「慣れ」

 本選考は14社にエントリーし、内定をいただけたのは3社でした。最も苦戦したのは面接です。思ったことをそのまま口に出してしまう癖があり、それが選考ではマイナスに働く場面がありました。また、面接ではちょっと話を盛る、演出するということも大切だと思うのですが、そこも私はあまりうまくできかなったと思います。キャリアセンターで練習を重ねてはいたのですが、実際の面接では予想外の質問が飛んでくるため、うまく対応できないこともありました。最終的にこの課題を克服できたのは、結局のところ「慣れ」でした。何度も面接を受けるうちに、「これは言わないようにしよう」と頭で考えるというよりも、体で覚えていくような感覚がありました。

【内定へ】会社のツボをつく質問ができた

 内定をとれた会社に関しては、会社をしっかり研究し、その会社のツボをつく質問ができたと感じています.人材会社に内定をとれたのも、その会社の理念や事業に共感できて、内容のある会話ができたからだと思いました。大手旅行会社の面接は逆に入れ込みすぎて、会社でいろいろなことをやりたいと言った結果、志望動機がぼやけてしまい内定には至りませんでした。その反省を踏まえてその子会社では志望動機をBtoBビジネスで働きたいという点に絞り、内定を得ることができました。受かった会社と落ちた会社の違いを一つひとつ検証し、次の面接に活かすというサイクルが、終盤の選考を支えてくれたと思います。

【企業研究】AIもキャリアセンターも活用して情報収集

 企業研究ではAIを積極的に活用しました。最新のデータに強いgeminiを使って「会社の強みや弱み、主力商品を教えてください」と質問したり、ESを書く際にネタが浮かばないときにはネタ出しにも使いました。たとえば「AIにどんな役割を担わせたいか」と問われた際には、AIに自身の弱みを尋ねるところから発想を広げ、自分の言葉で文章にまとめました。

 一方で、大学の先生に質問に出かけるなど、ほかの方法でも情報収集は行いました。キャリアセンターでは、面接練習だけでなく企業の選び方そのものを教わりました。「やりたいこと」「その会社でできること」「将来なりたい姿」を紙に書き出し、それらを掛け合わせられる企業を探すという方法や、有価証券報告書・四季報・日経テレコンといった情報源の使い方を具体的に示してもらえたのは大きかったです。担当の方は社会情勢にも詳しく、消費者物価指数と新卒採用の関係まで根拠立てて説明してくれました。ほかにはワンキャリアなどの情報サイトも、面接で聞かれる内容やウェブテストの形式を事前に把握するために重宝しました。

【振り返って】企業研究には楽しさを感じていた

 親は、私が受けようとしている企業がテレビの特集で取り上げられていると教えてくれたり、「こんな面白い会社があるよ」と情報を共有してくれたりしました。

 就職活動を通じて苦戦した場面は数多くありましたが、企業研究そのものにはずっと楽しさを感じていました。もともとニュースをチェックするのが好きだったこともあり、会社の強みを調べ、業界特有の課題を知り、それが面接での質問につながっていく過程には手応えがありました。企業研究を深めたことで、大学の勉強にもいかすことができました。