就活体験レポート

大手素材系メーカー 内定者の就活体験

自己分析は「100の質問」に答えて固める 就活きつい時は休んでもいい

カレーさん先輩

大手素材系メーカー 内定 都内私立女子大文系学部 女性

2026年06月09日

【就活開始】アップルウォッチでお知らせ逃さないように

 大学を休学して約2年間バックパックで世界を回り、インドやオーストラリアで生活していました。就活をはじめたのは帰国後の3年生の4月頃、周りの同級生や社会人の同期に勧められたことがきっかけです。心配性なところもあり、早めに就活を始めたほうがいいとは考えていましたが、一斉に会社説明会を聞きに行ったりインターンシップに参加したりといった就職活動そのものに違和感もありました。

 最初はグローバルで働ける会社という軸を一つ決め、物流業界や商社などを中心に見ていました。就活のナビサイトや企業のホームページ経由でいろいろな会社に登録しまくり、アップルウォッチにメールを同期させてお知らせが来たらすぐに予約するという方法で、サマーインターンにひたすら申し込みました。プレエントリーは100社以上、インターンの申し込みは40社から50社に上り、夏休みにかけて10社から15社ほどのインターンに参加しました。しかし、最初から業界を絞りすぎたことは少し失敗だったと感じています。また、Excelやスプレッドシートを使って、エントリーした会社、パスワード、メールアドレス、インターン開催日などを表にまとめて管理しました。

【選考対策】100の質問に回答考えて自己分析すすめる

 選考対策として、まずネットなどを活用して100個ほどの質問リストをつくりそれに答えを準備していきました。たとえば自分がなぜ海外に行こうと思ったのか、自分の好きなことは何か、などといった質問に回答を用意していくことで、過去の経験が整理され、自分がどういう人間なのか見えてきた気がします。頭が整理され、面接でも自然と言葉が出やすくなるため、自己分析の方法として非常におすすめです。

【就活ツール】就活専用のメールアドレス作った方がいい

 動画選考では「Capcut」というアプリに課金して活用していました。これはスマートフォンで撮影する際、エンドロールのように言いたいポイントを画面に流すことができるシステムです。私は完璧主義なところがあり、噛んでしまって何度も撮り直すことがありましたが、この機能をつかってインカメラ状態でしゃべるポイントを画面に流すことで、カメラ目線を保ちながらスラスラと話すことができました。

 就活を始める前提として、専用のメールアドレスを作ることも強くお勧めします。50社にエントリーすると毎日100件以上の連絡が来て大切なメールが埋もれてしまいました。就活用のアドレスを分けておくべきでした。

【インターンシップ】知らなかったメーカーに参加し視野広がる

 8月から9月にかけてインターンシップに参加する中で、志望業界を切り替えていくタイミングが、いま振り返ると一番しんどい時期でした。自己分析を深めるうちに、自分がグローバルで働くことにこだわっているわけではないと気づき、自分がちっぽけに感じて落ち込みました。そんな時期にたまたま選考に通過していた大手メーカーのインターンシップに参加したのですが、そこで営業職という仕事の魅力に気づきました。「営業って、ピンポンして物を売るもんじゃないんだな」と知り、営業職への関心も深まって、見方が大きく変わった気がします。最初はグッと視野を広げて様々な業界を見てみることが大切だと学びました。

【本選考】自分の色と合う会社を見つけることが内定への道

 9月下旬から本選考のES提出が始まり、ITメーカーや素材メーカーなど3社ほどにエントリーしました。企業のホームページで手がけている事業を調べたり、新聞などで情報を集めたりして企業理解を深めました。面接では自分を飾るのではなく、会話をしに行く感覚で臨んだ結果、素材メーカーから内定をいただくことができました。自分の色に合っていない会社を受けてもマッチングしないため、自分の色と合う会社を見つけることが内定をもらう一つの方法だと感じました。1社内定が出たあとは正直就活へのやる気はちょっとなくなったと思います。

【後輩へのアドバイス】きついと感じたときは、休めばいい

 就職活動は自分と向き合う大変な時間ですが、働く人たちが本当に素晴らしい方々だと思えたことは大きな収穫でした。これから就職活動をする後輩には、「きつい時は休めばいいんじゃないでしょうか」とアドバイスしたいです。私自身、行き詰まった時は同じように就職活動をしている友人だけでなく、全く違うことをしている社会人の友人や親戚とご飯に行ったりしてリフレッシュしました。

 私が悩みを自分から話さないタイプであることを理解し、しんどい時には話を聞いて慰めてくれたり、リビングで作業しているとお菓子を用意してくれたりした両親にはとても感謝しています。過干渉にならず、優しく支えてくれた家族の存在があったからこそ、納得のいく形で就職活動を終えることができました。