
2028年に卒業する学生(学部3年、修士1年)の就職活動を、リアルタイムでルポしていく連載。今回は、都内私立大文系学部に通う男子大生のアカウントさんが4回目の登場です。いよいよ最終面接に挑むアカウントさん。はじめての対面面接でマナーは大丈夫かが気になります。ノックの回数は何回が正解? 面接前にやるべきことは? 編集長のアドバイスもあわせてどうぞ。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)
【都内私立大3年文系学部 アカウントさん】
■<就活の進捗>適性検査を通過、いよいよ最終面接へ
選考が進んでいた大手コンサル企業は無事適性検査も通過し、いよいよ最終面接に臨むことになりました。はじめての対面での面接ということで、緊張はしていますが気を引き締めて臨もうと思っています。この会社はインターンシップ経由で選考に参加したのですが、コンサルのなかでも中小企業が多くクライアントにいて、大手コンサルと比較すると数字だけでなく感情面に寄りそって最善策を提示するという企業姿勢が印象に残っています。
もう一社、大手経営コンサルティング企業の一次面接もあり、こちらもはじめてオンラインのグループ面接に臨みます。これも初めての経験なので正直どのような雰囲気になるのか、少し不安ではあります。ほかの学生が話している間もにこやかに聞く姿勢を保ちながら、自分の番がきたら端的に答えることを意識しようと思っています。
■<就活の悩み>ノックの回数は何回? マナー気になる
面接が近づくにつれて、細かいマナーも気になりだしています。たとえばノックは何回すべきかといったことが頭をよぎって、思わずネットで調べてしまいました。SNSや動画でいろいろな情報が流れてくるので、どれが正しいのかわからなくなってくることがあります。まずは最終面接に向けて、同業他社との違いや5年後・10年後のキャリアプランも整理しておこうと思っています。
<編集長フッキーのアドバイス>最終面接で本当に問われるのは「志望の本音」

最終面接まで進んだ学生は、スキルや受け答えの基本的な部分はすでにクリアしていることが多いものです。そこで採用担当者が確かめたいのは、「この会社で長く働く姿が想像できるか」という点です。前回もお伝えしましたが、なぜこの業界なのか、なぜ他社ではなくこの会社なのかを、自己分析とからめて自分の言葉で一貫して語れるかどうかが評価のポイントになります。志望動機は綺麗事でなくて構いません。年収への関心でも、やりたい仕事への興味でも、自分の本音に近い言葉で語れるほうが面接官には伝わりやすいものです。同業他社との違いを把握しておくことも、「調べてきてくれた」という誠実さのアピールになります。
初めての対面面接に挑むということで、ノックの回数はどうすべきか、といったマナーも気になるところですね。社風にもよると思いますが、相手に不快感を与えるような振る舞いがなければマナーについて過度に気にすることはないと思います。ちなみにノックの回数はインターネットで調べると「2回はトイレの空室確認だから3回がよい」と書いてあるサイトが多く目立ちます。ただ、そこを面接時に神経質に気にする企業は少ないと思います。本当にノックの回数が大切なマナーだとしたら、おそらく入社後に誰かが教えてくれるはずですが、私はこれまで教わったことはありません。
それよりも大切なことは、特に対面の面接だと相手にとどく声量で、相手の目をみてはっきりハキハキとしゃべること、なるべく明るくにこやかな表情をつくって相手に不安感を与えないことです。面接前にはできれば軽く発声練習をし、表情については「口角をあげる」ことを時々意識して、緊張しすぎないように面接を乗り切ってほしいと思います。
(写真・山本友来)
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