2026年09月10日

【28卒学生の就活ルポ】ガクチカ、明確な成果がなくても書ける?【ホワイトさん2】

テーマ:28卒学生の就活ルポ

 2028年に卒業する学生(学部3年、修士1年)の就職活動を、リアルタイムでルポしていく連載。今回は、マスコミに興味がある首都圏女子大3年生・ホワイトさんが2回目の登場です。インターンシップで自分の強みにも気づかされたというホワイトさんですが、いま悩んでいるのはガクチカのつくりかた。編集長のアドバイスもあわせてどうぞ。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【首都圏女子大文系学部3年 ホワイトさん】

■<インターンシップ>グループワークで自分の弱点と強みに気づく
 この夏は、広告業の2dayインターンシップや、大手おもちゃメーカー、出版社のオンラインでの1dayインターンシップなどに参加しました。なかでもすごく楽しくて印象に残ったのが、広告業のインターンです。企画を考える課題が金曜の夜に出て、5人のチームで土日もオンラインでミーティングしながら考え続けました。メンターについた社員さんからもたくさんアドバイスをいただき、いい結果につなげることができました。コンサル志望のメンバーがいて、論理的に企画を組み立てていく力を目の当たりにしてすごく刺激を受けましたし、一方で自分は見た目やプレゼンの方法を考えるのが得意だし楽しいということにも気づかされました。メンバーからは、社会人と積極的に話す姿勢がいいとも褒められました。自分の弱点も強みも見えて実りが多かったですね。

■<自己分析>デザインに開眼、サムネイルづくりに取り組む
 今アルバイトをしているマスコミ系企業の職場では、トレンドをキャッチアップしようとして男性タレントの名前を一気に暗記したり、仕事の役に立つようなインプットをがんばったりして過ごしています。最近はデザイン系のアルバイトの子が入社してきて、同じ記事を考えるにしても全然見ているところが違うと気づかされました。それからデザインの本を読んだり、参考になるサムネイルを収集したりして、よりよいデザインをつくるように勉強しています。

■<就活の悩み>ガクチカ、どう言葉にすればいいのか
 これからエントリーシートを本格的に書き始めようとしているのですが、正直ガクチカをどう書いたらいいかまだ悩んでいます。サークル活動のことを書いたりしていたのですが、アルバイトのことも書いたほうがいいのか、明確な数字や結果が出ていないのに何を書けばいいか考えてしまいます。マスコミ系は冬くらいから選考が本格化するので、それまでにできるだけ準備を重ねていきたいです。

<アドバイス>ガクチカで重視されるのは成果ではなく「壁にどう立ち向かったか」

 インターンシップで自分の強みと弱点を把握し、アルバイトでも課題を見つけて積極的にトライを重ねているホワイトさん。私が見る限り、ガクチカに書けそうな素材はすでに手の中にある、と感じます。

 よくガクチカを書く際にいい結果、数字で示せる成果がないと書きづらいと悩む声を耳にします。確かにそういう結果や成果があるに超したことはありませんが、ガクチカで採用側が知りたいことは結果ではなく、就活生がどう自分で課題を設定し、何を考えてそれを達成しようとしたかという「過程」です。会社に入れば大変なミッションが続くわけで、そのミッションに立ち向かうときに何を考え、どう行動してくれるかを、ガクチカを通して測ろうとしているのです。
 ガクチカで意識すべきは、
・どういう課題を自分で見つけたか、どんな壁があると自分で感じたか
・その壁をどう乗り越えたか
・そのために自分が何を考えて行動したか
を明確に書くことです。
インターンシップの課題でプレゼン力を磨いたり、アルバイト先でデザインの勉強をしたりしたというエピソードは、十分ガクチカになりえます。

 ホワイトさんの志望するマスコミ系の選考では、興味の幅と行動力が問われます。出版社を志望する際はその出版社の本を手に取ること、特にいろいろな本を出している総合出版ならその出版社が出していて、普段就活生のみなさんが手に取らないような週刊誌や児童書などをチェックしてみることが大切です。就活は総力戦ですが、日々のインプットが面接のネタになります。楽しみながら進めてほしいです!
(写真・山本友来)

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