2026年08月11日

【28卒学生の就活ルポ】ベンチャー? 大手? 進路に悩む【アカウントさん2】

テーマ:28卒学生の就活ルポ

 2028年に卒業する学生(学部3年、修士1年)の就職活動を、リアルタイムでルポしていく連載。今回は、都内私立大文系学部に通う男子大生のアカウントさんが2回目の登場です。資格取得のための勉強と並行しての就活は大変で、ウェブテストの通過率も課題というアカウントさん。今後、ベンチャーと大手企業どちらをめざしていくべきかも悩んでいるといいます。編集長のアドバイスもあわせてどうぞ。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内私立大3年文系学部 アカウントさん】

■<インターンシップ>4社のインターンに参加
 いまチェックしている業界はコンサルティング業界、その次に金融系の企業です。コンサル系の会社を中心にインターンシップ選考に4社通過し、3社の1デイのプログラムに参加してきました。コンサルのなかでも中小企業をクライアントに持つ会社のインターンでは、ロジックよりも感情面を大切にする仕事の進め方が印象に残りましたね。ナレッジ活用系のベンチャーでは、クライアントが「何が問題かわからない」状態に対して適切な質問を組み立てるグループワークをして、知らない業種に触れる貴重な経験ができました。

■<就活対策> ウェブテストと面接、両方の対策が課題
 ウェブテストの通過率が高くないことが課題だと感じています。自分が受けているところは比較的難易度の高い「TG-WEB」を採用していることが多く、何回か受けているうちに慣れてきましたが、最初のころはうまくスコアが伸びず落ちたところもありました。何度も受けることで対策が固まってくることもあるので、場数を踏むことが大切だと感じています。

 面接対策としては、ある会社のセミナーで教わった「過去・現在・未来の三つの軸」を考えるやり方が参考になっています。「過去」の経験からは再現性のある能力を示し、「現在」は会社のカルチャーと自分がどう適合するかを伝え、「未来」は自分のキャリアプランを語る。この整理法で面接で話すことを整理していきたいと思います。

■<就活の悩み> 大手かベンチャーかで悩む
 大手企業に行くべきかベンチャー企業に行くべきかは、今もすごく悩んでいます。転職を前提にするなら大手のブランドは強みになるけれど、最初からベンチャー企業に進み、権限を持って成長していく道も魅力的です。ただ、なるべく長く働きたいという希望もあるため、平均勤続年数は気になる数字です。

 8月には公認会計士の勉強も佳境にはいってくるので、これからは新しいエントリーは増やさず、今進んでいる選考に集中する予定です。そのなかで、コンサルや金融だけでなく、事業会社の経理・財務部門という選択肢も最近気になっています。会計士受験生のキャリアを支援するエージェント経由でそういった求人を目にしていて、これからはそういう会社も視野に入れようと思いました。

<編集長フッキーのアドバイス>「業界」だけでなく「業種」にも注目を

 コンサルや金融系といった主軸の志望企業を中心に、ほかの業界にも視野を広げて行っているアカウントさんの動きはGOODですね。

 ここでポイントになるのは、会社の「業界」だけではなく、仕事の種類=「職種」に注目した仕事探しの姿勢です。「人とふれあいたい=人材系!」「お金を扱う仕事につきたい=金融!」など、仕事を探す際にはつい自分のやりたいことをメインで扱っている「業界」に目がいきがちです。ただ、たとえば人とふれあう「職種」といえば営業職や人事職、お金を扱う「職種」といえば経理職など、幅広い業界に存在しています。自分のやりたい「職種」は実はいろいろな業界にあるかもしれないと考えて情報をチェックしていくと、掘り出し物の出会いに恵まれるかもしれませんね。

 大企業か、ベンチャーかという選択も、本当にいろいろな就活生が直面する悩みだと感じます。どちらも一長一短があり、双方のメリットデメリットを把握したうえで、最後はどちらの環境で働いている自分がいきいきしていそうか、10年後も楽しく働いていそうか、想像して進路を選ぶことが大切だと思います。そのためにはやはり、インターンシップや会社説明会などを通じてできるだけたくさんの会社、社員に触れあい、自分のなかで会社で働くイメージを具体的にしていってほしいです。
(写真・山本友来)

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