2026年07月30日

【28卒学生の就活ルポ】オンラインのグループディスカッション難しい【ライスさん2】

テーマ:28卒学生の就活ルポ

 再来年卒業する学生(学部3年、修士1年)の就職活動を、リアルタイムでルポしていく連載。今回は、都内私立大に通う女子大生のライスさんが登場します。エントリーシート(ES)はうまく書けるものの、特にオンラインのグループディスカッション(GD)に難しさを感じているというライスさん。「好き」を仕事に結びつけることも「ぴんとこない」と考えています。編集長フッキーのアドバイスもあわせてどうぞ。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内私立大3年女子 ライスさん】

■<インターンシップ>グループディスカッションに苦手意識
 6月はエントリーシートをたくさん提出して、7月はウェブテストや面接、グループディスカッションを受けまくっていました。スカウトが来たところも気になれば受けてみる、という感じで動いていましたね。結果はまだ出ていないところが多いですが、オープンチャットを見ていると合格者にはもう連絡が来ているみたいで、おそらく落ちたところも正直あります。3次面接や最終選考まで進んでだめだったところもあって、悔しいですね。大手運輸系企業のAI面接では、最初に「今志望している業界は」と聞かれて正直にエンタメ系と答えてしまい、落ちたかも、と焦りました。その焦りを最後まで引きずってしまって、結果うまくいきませんでした。

 エントリーシート(ES)やウェブテストは通過率が高いのですが、グループディスカッション(GD)が苦手です。オンラインだと特に話しづらく、自分の意見をどこで差し込めばいいか、切り込むタイミングがはかれず、人に話を譲ってしまう傾向があります。

■<就活対策>「好き」と仕事を結びつけることがまだぴんとこない
 就活対策として、これまで実は英語の試験が選考にある企業は避けていたんですが、やはり英語力は大事だと感じるようになってきて、勉強をはじめています。また同じゼミの学生やオープンチャットなどで就活の情報をやりとりしたり、面接のときに気をつけたほうがいいことを聞いたりしています。大手広告代理店のインターンに通過した方は、その会社が出している本を読み込んでその仕事のやり方をESに反映したと言っていました。企業研究を深くやったほうがいいということで、参考になります。

 自分の周りでは、たとえば海外で働きたい、サッカーが好きだなど、自分のやりたいこと、すきなことをビジネスに結びつけて進路を決めている学生が結構いるのですが、自分は好きなこととビジネスを結びつけることがまだぴんときていないです。大学でビジネスコンテストの準備にのめり込んだ経験がありますが、あのときもビジネスそのものを考えるというより、チームのメンバーに喜んでもらいたい、というモチベーションで頑張っていたように思います。ただ、自分が地方出身で、地方と都市部の子どもの体験格差を痛感したこともあり、それを解消したいという強い思い入れはありますね。

<編集長フッキーのアドバイス>オンラインのGD、あいづちやリアクション大きく

 積極的にインターンシップ選考にトライしているライスさん。残念な結果が続いているということですが、インターンシップがだめでも本選考で通過する例はいくらでもあります。志望企業に対しては諦めずチャレンジを続けてほしいと思います。

 グループディスカッション(GD)が苦手、という弱点の分析ができているのはとてもGOOD! まさに経験を積んだからこその良い気づきですね。オンラインでのGDは確かに話をはさむタイミングがすごく難しいと感じます。面接官はいい意見を語っている人だけではなく、ディスカッションに適切に参加し、生産的な方向に向かって進められている人もチェックしています。話をはさむのが難しい場合は、あいづち、同意のうなずき、リアクション(なるほど-、そうですね、面白い、など)といった、「あなたの話を聞いていますよ」という発信を意識的に大きく増やしてみるとよいかもしれません。会話は話すだけでなく、聞くことも大切。特にオンライン上ではこういった発信は見逃されがちですので、意識的に相手の話を聞いているということをしっかり伝えることで、会話の流れに乗るタイミングもつかめるようになってくると思います。

 「好き」なこととビジネスを結びつけることがまだぴんときていない、というライスさんですが、やりたいこと、課題意識はかなりクリアに認識できていると感じます。「好き」からではなく「自分はこれをやりたい」というミッション(目的)意識から仕事を選んでいくことも、とてもいいアプローチ。引き続き幅広く業種を見て、フィットする仕事をみつけてほしいと願います。

(写真・山本友来)

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