
この週には明るいニュースがありました。「飛鳥・藤原の宮都」が
世界遺産に登録される見通しになったのです。世界遺産になると、国や自治体による保存に力が入りますし、観光客も大勢つめかけることになります。世界遺産というブランド力は大きく、地元はうるおいます。
ただ、日本の世界遺産の登録ペースは最近鈍っています。1992年に日本が世界遺産条約を締結して以来、今回で27件目になります。少し前までは毎年ひとつに近いペースで登録されていたのですが、近年は2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、2024年に「佐渡島の金山」が登録され、そして2026年の今回と少しペースが落ちているのです。このあとの候補として残っているのは「彦根城」になりますが、登録にはまだ時間がかかるとみられています。世界遺産になるべき日本の自然や文化はおおむね登録され、「タマ切れ」が近づいているという印象です。人を呼び込むには、世界遺産に代わる独自のブランド力が必要になっているということでしょう。(ジャーナリスト・一色清)
(写真・蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳=2021年、奈良県明日香村/朝日新聞社)
★【経済】ソフトバンクG、時価総額でトヨタ抜き首位 孫氏「まだだいぶ割安」(6/1.Mon)
1日の東京株式市場でソフトバンクグループ(SBG)の株価が大幅に上昇し、時価総額がトヨタ自動車を上回り、国内上場企業のトップとなった。大手証券によると、首位交代は約22年ぶり。SBGは人工知能(AI)や半導体への投資をビジネスの中核に据えており、AIブームの潮流に乗って市場全体の牽引(けんいん)役となっている。SBGの1日の時価総額は48兆7848億円となり、トヨタの45兆8923億円を超えた。
★【労働】人材派遣大手5社、全国の派遣料金でカルテルの疑い 公取委立ち入り(6/2.Tue)
社員の派遣先に請求する料金でカルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会は2日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、リクルート傘下など人材派遣大手5社を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。独禁法違反疑いでの人材派遣業界の調査は初めて。5社はいずれも東京都内のパーソルテンプスタッフ(渋谷区)、スタッフサービス(千代田区)、リクルートスタッフィング(千代田区)、アデコ(千代田区)、マンパワーグループ(港区)。信用調査会社によると、パーソル社、スタッフ社、リクルート社の売上高は業界1~3位。
★【社会】昨年の出生数67万人、10年連続過去最少 出生率も過去最低(6/3.Wed)
2025年に国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は67万1236人で、統計がある1899年以降、10年連続で「過去最少」を更新した。厚生労働省が3日、人口動態統計(概数)を発表した。1人の女性が一生の間に産む見込みの子どもの数を表す「合計特殊出生率」も1.14で、1947年の統計開始以降で過去最低に。少子化が止まらない現状が改めて浮き彫りになった。
★【経済】ヤマダとエディオン、経営統合で基本合意 当面はブランドを併用(6/5.Fri)
家電量販最大手のヤマダホールディングス(HD、群馬県高崎市)と5位のエディオン(大阪市)は5日、経営統合で基本合意したと発表した。持ち株会社を2027年10月に設けて、ヤマダHDとエディオンを完全子会社とする。持ち株会社の会長にはヤマダHDの山田昇会長が、社長にはエディオンの久保允誉会長が就く。本社は東京に置く予定。それぞれのブランドは当面残す。売上高は合算で約2.5兆円となり、家電量販業界での首位を固める。
★【社会】「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ ユネスコの諮問機関が「登録」勧告(5/29.Fri)
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)が登録される見通しとなった。事前審査する諮問機関が「登録」を勧告した。7月19日から韓国・釜山で開かれる世界遺産委員会で最終的に決定する。ユネスコが6日(日本時間)、諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」の勧告内容を明らかにした。「飛鳥・藤原の宮都」は、6世紀末~8世紀初めに都が置かれた古代国家の遺跡群。「宮都」は天皇の宮殿とその周辺を意味する。
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