2026年04月15日

【27卒学生の就活ルポ】病気をきっかけに、就活そのものを見直す【カレーさん9】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 佳境を迎えている2027年卒(大学4年、修士2年)の就活をルポする連載。今回は、私立女子大文系のカレーさんが登場します。就活を続けているさなか、大きな病気になったというカレーさん。それを機に、もともと漠然と抱いていた就職活動そのものへの疑問がふたたびわいてきました。いまは、就職ではない進路にも魅力を感じてきたといいます。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内私立女子大文系学部 3年女性 カレーさん】

■<進路の転換>病気を機に就職活動そのものを見直す
 2月ごろから体調がよくなくて、病院にかかったところ、大きな病気がみつかりました。1カ月近く入院し、いまは定期的に通院しながら治療を続けています。ちょうど進路についていろいろ悩んでいたタイミングに重なってしまって、精神的にかなりきつかったです。ただ、退院した日に桜が見えて、なんか映画みたいだなと思いました。

 2年間外国をバックパックで旅行し、帰国してから就活をはじめたわけですが、みんなが大手企業をめざすから、年収の高いところに行くからという理由で、自分もなんとなく大手企業をめざして活動してきた部分があったと思います。でも入院中にいろいろ内省していくなかで、「自分が本当にやりたいことって就職なのかな」という気持ちが出てきました。もともと、同じ時期に一斉に同じゴールに向かって活動するという日本の就活自体に違和感はありましたし、海外の学生は、卒業後に時間をとって世界一周旅行にいったりしていて、そういう行動ができることをうらやましいと思っていたことも思い出しました。就活はいくつか継続しているのですが、こんな違和感をかかえたまま続けていいのか、いま考えている途中です。

 大手物流企業や別の企業の面接もいくつか予定していたのですが、入院中だったためすべてキャンセルになってしまいました。病気になって初めて、就職活動に対する違和感を言語化できた気がします。後悔しないよう一応就職活動は続ける予定ですが、いま勉強したい分野が出てきて、海外に留学しようという気持ちもすごく強くなっています。病気したことで、改めて自分の人生を見つめ直すきっかけになりました。

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