業界研究ニュース

2013年06月24日

レアアースとレアメタルの違い

自動車・輸送用機器

ホンダ、レアアース再利用 (6月19日朝日新聞朝刊)

 ホンダは18日、ハイブリッド車(HV)のニッケル水素電池から回収したレアアース(希土類)を再利用すると発表した。電子部品大手TDKなどと共同して、HVのモーター用磁石として再び使う。HVの電池から取り出したレアアースをモーターに再利用するのは世界初という。

【目のつけどころ】 レアアース レアメタル 都市鉱山

 重要な用語が出てきました。「レアアース」です。この機会にしっかり理解しましょう。ちなみに「レアメタル」との違いは分かりますか。関連用語の「都市鉱山」は知っていますか。
 今回はこの3語を整理してみます。
レアアース
 これは科学用語でもあります。化学の授業などに出てきた元素の「周期表」で、希土類に属する物資を指します。17種類あります。
 希土類元素は、地球上にわずかしか存在しませんが、他の金属などと混ぜ合わせるなどして使用し、その性能を大幅に向上できます。例えば「ネオジム」や「ジスプロシウム」は、永久磁石の製造に欠かせません。「イットリウム」や「ユウロピウム」は固体レーザーやカラーテレビのブラウン管、蛍光灯などに使われます。
 かつての日立製作所のカラーテレビ「キドカラー」は、この希土類を使って高い「輝度」を実現させたことから命名されました。
レアメタル
 こちらは日本だけで通じる用語です。「稀少な金属」という意味で、産業に利用されるケースが多いのに、産出量が少ない金属類を指します。
 実は明確な定義はありませんが、一般には経済産業省が「安定供給の確保が政策的に重要である」として指定した31種類をいいます。ニッケルや白金、コバルトなどがあります。
 なお、レアアースの17種類は、このレアメタル31種類の中に含まれます。
都市鉱山
 こうした貴重なレアメタルやレアアースを、都市で大量に捨てられる携帯電話やパソコンといった家電品からリサイクルによって取り出していこう、という考え方が生まれました。廃家電の中には大量のレアメタルやレアアースが埋もれているので、それを鉱山になぞらえて、「都市鉱山」と呼ぶのです。
 では、リサイクルの方法や、その利点と欠点、普及までの課題やその解決策は、現在どのようになってるでしょうか。現在の資源問題やエネルギー問題の理解に不可欠な視点です。ぜひ自分で調べてみましょう。

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