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2013年05月30日

石油から世界を読み解こう

エネルギー

原油調達、多角化狙う (5月30日朝日新聞朝刊)

 国際石油開発帝石(INPEX)が、ロシア国営石油会社のロスネフチと共同で、オホーツク海の油田開発に乗り出す。日ロが協力する本格的なエネルギー資源開発は18年ぶり。日本側は中東に偏った原油の調達先を広げたい考えだ。 (東京本社最終版)

【目のつけどころ】 

 石油を初めとするエネルギー資源の動向を知ることは、世界全体の政治や経済を理解する重要なカギです。日本は現在、原油の8割をサウジアラビアなどの中東に依存していますが、この地域は政情の不安定な国が多く、2010年末から11年にかけての「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の舞台にもなりました。
 ロシアからの輸入を増やせば、原油供給は安定するし、価格交渉も有利に進めやすくなると、この記事は伝えています。日本の石油会社は、かつてはこうした独自の油田開発には、あまり積極的ではありませんでした。
 今回のニュースは、石油産業の全段階をカバーする「石油メジャー」と呼ばれる欧米巨大資本に対抗していこうとする動きでもあります。石油メジャーには、エクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルなどがあります。

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