2014年02月21日

就活は「あきらめない」が大切!

テーマ:就活

ニュースのポイント

 今日は、なかなか内定が得られず、卒業間際に内定を得た人たちのお話です。まだ内定が出ていない4年生は、ぜひこの記事を読んでみてください。3年生にも参考になる内容です。最後まで就活をあきらめないで――というメッセージが込められています。

 今日取り上げるのは、生活面(32面)の「就活 あきらめないで/卒業間際に内定、やり遂げて自信に」です。
 記事の内容は――大阪市の百貨店の食品売り場で働く女性販売員(23)は社会人1年生。タキダエンタープライズ(福井県坂井市)の内定を得たのは大学卒業が迫った昨年2月だった。3年の夏から積極的に就活していたが、内定が得られず4年の秋にあきらめた。昨年1月末、以前相談していた就職支援会社から「ぴったりの求人が出た」との電話が。就活を再開して、この会社に就職が決まった。女性は「再開してやり遂げたことで、自分にも自信になった」と話し、仕事にも意気込む。
 「最後にしようと思った合同企業説明会で今の勤め先を知った」というのは川崎市のビル管理会社で働く女性社員(23)。この説明会でビル管理業に初めて目をとめた。社員の話を聞いて興味が湧き、率直に話す社長にも好印象を持って志望、4年生の2月に内定した。「就活を始めた時に考えていた職種とは違うが、やりがいがある」。
 東京などで食品スーパーを営むオザム(東京・青梅市)は予定人数を確保できず、今も説明会を開く。また、全国展開する喫茶店チェーンは「景況感がよくなって大手が採用を増やすと、サービス業は人手不足になりがち」と話す。まだ内定が得られない4年生は、相談できる場所に足を運んでほしい。全国に57カ所ある無料相談窓口「新卒応援ハローワーク」では、昨年度、約1万7000人が卒業前の3カ月間に内定を決めた。福井大の就職支援室は2月末に相談してきた8年生の男子学生を就職につなげ、学習院大でも昨年、卒業式翌日にキャリアセンターにきた女子学生を支援、学生は3月下旬に広告会社に内定した。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 景気が良くなっているので企業の採用数は増えていますが、「運と縁」「出会い」とも言われるのが就活ですから、思うようにいかない学生もたくさんいます。記事にもあるように、採用予定数を獲得できず3月末まで採用活動を続ける会社は多くあるので、当初の思い通りにはいかなくても合う仕事はきっとあります。

 「いくつも書類選考で落とされると落ち込みます。もうダメなんじゃないかって……」。昨日、就活支援セミナー「朝日学生キャリア塾」に参加した学生がこう言っていました。まだ就活本番が始まったばかりの3年生でもこうですから、1年近く就活を続けても内定を得られない4年生の気持ちはいかばかりか、と思います。

 就活をあきらめてしまったら、「運命の会社」に巡り合うことはできません。でも、やみくもに続けていても、展望は開けず落ち込むばかりかもしれません。行き詰まったら、自治体の新卒応援ハローワークや、大学のキャリアセンター、就職支援室などを訪ねてみてください。具体的な求人を紹介してくれたり、ESの指導をしてくれたりと、さまざまな形で支援してくれますよ。

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