2014年02月10日

めざせ!上村愛子選手の「やり切った笑顔」

テーマ:スポーツ

ニュースのポイント

 ソチ五輪で熱戦が始まり、フリースタイルスキー女子モーグルでは、上村愛子さんが2大会連続で4位入賞を果たしました。悲願のメダルには惜しくも届きませんでしたが、全力を出し切った人だけの最高の「愛子スマイル」を見せてくれました。

 今日取り上げるのは、1面の「ソチ五輪/上村、有終4位」、五輪面(20面)の「上村、こだわりターン貫く」、社会面(37面)の「冬空に舞う/同じ段でも 笑顔16年分」です。
 記事の内容は――6人による女子モーグルの決勝で上村は「五輪史上最高の滑り」が出来たという。過去4回の五輪と違い「ちゃんと攻められた」とも。この1年、若いころと比較にならないほど基礎体力をつけた。周囲の期待に応えようとしてきたことを振り返り、「負ければ悔しいのは自分。勝ちたい気持ちも自分のためのものであるはず」と気持ちを整理した。これまでの五輪で7位、6位、5位、4位と上がってきた階段を、もう1段上がることは出来なかった。でも準備と本番、心と体がそろった最後の挑戦を終え「すがすがしい気持ち」でいっぱい。「五輪は本当に楽しいところ。悔しくて苦しい思いもするけど、ものすごく成長出来る最高の場所です」。すがすがしく笑った。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 目に涙をいっぱいにためながらのさわやかな笑顔。決勝後のインタビューでの上村さんの表情が印象的でした。メダルを取れなかったことは悔しいけれど、万全の準備をして、やるだけのことをやった、悔いはない――そんな満足感、達成感が伝わってきました。上村さんの滑りは、素人目にもとても美しく、思いっきり攻めていることがわかる素晴らしい内容。タイムもトップでした。私も見ていてメダルは確実と思いましたが、残念ながらターンの点が伸びませんでした。それでも、2大会連続の4位入賞は素晴らしい成績ですよね。

 みなさんの就活も、第1志望に受かる人ばかりではありません。たとえ「金メダル」が取れなくても、自分が納得できる、笑顔で終われる就活を目指してください。今からESや面接でPRできる体験を用意しようとしても間に合いません。これまでの自分をきちんと振り返り、他の人に負けないくらい企業研究をしてください。そのために、ぜひ新聞や新聞記事データベースを活用してください。やるべきことをやった人には、きちんと結果が返ってきます。

 1月28日の今日の朝刊「『コントロールできないことは気にしない』松井、イチローの言葉を就活に生かす」でも取り上げましたが、アスリートの言葉や心の持ちようは就活に臨むみなさんの参考になることがあります。ソチ五輪に登場する選手たちの発言や、活躍した選手を紹介する記事にも注目してください。

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