2017年02月07日

「就活に新聞」…先輩はこう使って内定ゲット!

テーマ:就活

ニュースのポイント

 「就活には新聞」と言われると思いますが、具体的にどうやって活用すれば何の役に立つのか、分からない人も多いと思います。今日の記事では、紙の新聞や朝日新聞デジタル(朝デジ)を活用して内定を得た先輩4人が具体的な使い方を紹介してくれています。すぐに実践できるヒントが満載。参考になりますよ。(編集長・木之本敬介)

 今日取り上げるのは、特集面(16面)の「もっと朝日新聞デジタル/就活に生きる朝デジ/業界ニュース自動収集/図書館で各紙読み比べ/移動中 地域面チェック/切り抜きをスクラップ」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)です。
(写真は本間咲妃さん)

毎日見ればニュースが分かるようになる

 記事に登場するのは、航空会社の客室乗務職(CA)に内定した本間咲妃さん、テレビ局内定の島津裕弥さん、アナウンサー内定の鳥越佳那さん、地方銀行内定の浅香千尋さんの4人です。それぞれに工夫して取り組んだ具体例を紹介します。

◆1日5分でも電車に乗ったら新聞を開くと決め、朝日新聞1面のコラム「天声人語」を読んだ。デジタル版で1週間分まとめ読みもできる(本間さん)
◆電車の中で必ず1面を読んだ。毎日続けると世の中の流れがつかめた(浅香さん)

 「毎日」がポイントです。新聞は最初は取っつきにくいと思いますが、重大ニュースは連日のように報じられるため、毎日読んでいるとだんだん理解できるようになります。記事を全文読まなくてもいいんです。見出しは究極の要約ですから、まずはパラパラめくって見出しを眺めるだけでも、続ければ分かるようになります。1面には最も大事なニュースが載っているので、1面だけでも効果があります。
(写真は島津裕弥さん)

朝デジで志望企業の記事見逃さず

◆朝デジの「MYキーワード機能」を使って業界ニュースを収集。「日本航空」「全日空」「客室乗務員」などを登録し、自動的に集まった記事でトレンド把握(本間さん)

 「MYキーワード」は朝デジの有料会員になると使える機能で、登録しておけば志望企業や関心のあるテーマの記事を見逃しません。ほかにも、過去1年分の記事検索、気になる記事をボタン一つで保存できるスクラップブック機能も便利です。
(写真は鳥越佳那さん)

業界記事スクラップが面接に効く!

◆業界別に紙の紙面をスクラップ。面接に持参し、直前におさらい。面接でよく聞かれた「最近気になったニュースは?」に役立った(浅香さん)

 こちらは、昔ながらの紙の記事のスクラップです。業界関連の記事を見つけたら迷わずノートに貼る。自分だけの業界参考書になります。「最近気になる記事」は定番質問。どんなニュースでも構いませんが、業界のニュースについて語れれば熱意も伝わります。

 さらに、過去1年分の記事を朝デジか、大学図書館にある朝日新聞記事データベース「聞蔵(きくぞう)Ⅱ」(無料)で検索して貼っておけば万全です。面接でスクラップのノートを見せて熱意をアピールし、成功した先輩も。記事検索については、「簡単!使える!ニュースで業界・企業研究」(2015年9月8日の今日の朝刊)を読んでください。

◆面接では、社説に書いてあることをそのまま言っても意味がないと思い、ニュースを身近な経験から考えるように心がけた(島津さん)

 ニュースを語るときには、「ひとごと」ではなく「自分ごと」として考えることが大事です。
(写真は浅香千尋さん)

自信を持って面接に臨める!

 鳥越さんはこんな活用法もしていました。
◆小論文対策として「天声人語」を書き写し
◆「ひと」欄(2面)や、ある分野を極めた会社員を紹介する連載「凄腕(すごうで)つとめにん」を読んだ
◆地方のテレビ局を受けるため、移動の新幹線やバスで、1週間分読める朝デジの各地域面をチェック

 業界ニュースを集めた本間さんは「この企業や志望業界を研究したという安心感から、自信を持って面接に臨めました」と言っています。みなさんも、紹介した中から自分に合った活用法を実践してみてください。
(写真は、浅香さんが活用したスクラップブック、業界別など3種類作った)

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