2016年09月26日

敬語重視くっきり 「国語調査」で知る世の中の動き(ニュース★あらもーど 9月17日~9月25日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 「国語に関する世論調査」の結果が面白いです。言葉の使い方の変遷も興味深いですが、敬語重視の傾向など、世の中の動きがこういうところからも読み取れ、ビジネスへのヒントにもなりそうです。文化庁のホームページに詳しい結果が載っていますので、一読をお勧めします。
 写真は8月26日付朝日新聞朝刊、ホンダの高級スポーツカー・新型「NSX」の全面広告を使ったバッグです。背景は東京・六本木ヒルズで展示されていた新型「NSX」の実物です。
 毎週月曜は1週間のニュースのうち、みなさんと共有したい話題をお届けする「ニュース★あらもーど」の日。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)

【IT】自動運転、米が安全指針 15項目、技術普及を後押し (9/19.Mon)

 米政府が自動運転車に対する初の包括的な指針の概要を公表した。15項目からなる安全評価の枠組みで、安全性に配慮しつつ、試験走行を進めるグーグルやウーバー・テクノロジーズなど米企業が先行する技術の普及を後押しするねらいだ。内容は、自動運転システムの設計や試験方法、事故を起こした際の動作、運転手のプライバシー保護など。日米欧が国際的な基準作りをめざすなか、指針策定には米国が基準作りで主導権を握る狙いがあるとみられる。

【基準地価】商業地下げ止まり 「札仙広福」4市、全国平均底上げ(9/20.Tue)

 国土交通省が公表した7月1日時点の基準地価によると、商業地の全国平均は前年から横ばい(0.005%上昇)で、9年ぶりに下げ止まった。東京・名古屋・大阪の3大都市圏に加え、「札仙広福」と呼ばれる札幌・仙台・広島・福岡の地方主要4市でも再開発が加速したことが大きい。ただ、調査地点の半数超は下落が続いている。住宅地は全国平均で0.8%下がった。25年連続の下落ながら下落率は7年連続で縮まり、0%台は9年ぶり。

【外国人】8月訪日客、伸び鈍化 前年比12%増でも今年最低 (9/21.Wed)

 日本を訪れる外国人客の動きに変化が起きている。客数の伸びが鈍化し、百貨店での購買単価も減る傾向だ。8月の訪日外国人客数は、前年同月比12.8%増の204万人だった。8月として最多だが、伸び率は今年に入って最も低かった。一方8月の全国百貨店売上高は、前年同月比6.0%減の4092億円。「爆買い」の一服で、訪日客向けの免税売上高が同26.6%減と大きく減少したことなどが響いた。

【国語調査】敬語重視浮き彫り 「ら抜き」一部で上回る (9/21.Wed)

 「ら抜き」言葉を使う人の割合が、それぞれ「見られた」「出られる?」を使う人を初めて上回ったことが、文化庁が発表した2015年度「国語に関する世論調査」で明らかになった。また「日本語を大切にしている」と答えた人は8割弱にのぼるとともに、1997年度調査と比べ、敬語を重視する傾向が浮き彫りになった。感情などを絵で表した絵文字を使うことがある人は5割強。(笑)(汗)(怒)などの感情表現は、4割が使っていた。

【原子力】もんじゅ廃炉へ、高速炉研究は維持 関係閣僚合意(9/21.Wed)

 政府は原子力関係閣僚会議を開き、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)について、年末までに廃炉を含む抜本的な見直しをすることで合意した。もんじゅは事実上、廃炉に向かうことになる。政府はプルトニウムを利用する新たな高速炉開発の計画を年内にまとめる方針を確認した。また、核燃料サイクルの推進と、高速炉の研究開発の計画を維持することも確認した。

【キューバ】経済・対北朝鮮など協議 首相、キューバ初訪問 (9/22.Thu)

 安倍晋三首相は日本の首相として初めてキューバを訪問し、ラウル・カストロ国家評議会議長と会談した。両首脳は、医療分野への約12億7000万円の無償資金協力や日本からの投資拡大など経済関係を強化していくことで合意。首相は、北朝鮮と友好関係にあるキューバに対し国際社会が結束して制裁強化にあたれるよう協力を要請し、拉致問題の早期解決に向けた理解と協力も求めた。兄のフィデル・カストロ前国家評議会議長とも会談した。


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