2016年09月06日

面接で聞かれる「気になるニュースは?」の対処法

テーマ:就活

ニュースのポイント

 採用面接ではよく「最近気になるニュースは?」と聞かれます。マスコミに限らず、どの業界でも定番の質問です。これに答えるには、新聞に目を通すのが一番の近道ですよ。(編集長・木之本敬介)

 今日取り上げるのは、特集面(27面)の「もっと朝日新聞デジタル/新聞での学び アシスト・CAの美しい日本語 天声人語で基礎作り/神田外語学院・国際エアライン科」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版)です。

ニュースでお勉強

 記事では、大学や専門学校、中学・高校で朝日新聞デジタル(朝デジ)などのニュースを学習に取り入れている例を紹介しています。中でも、航空会社のキャビンアテンダント(CA)やグラウンドスタッフ志望者が学ぶ神田外語学院・国際エアライン科の活用例がみなさんの参考になります。

◆コラム「天声人語」活用
 書き取って語彙(ごい)を増やし、音読で読みやイントネーションを確認。内容を要約して理解度を深め、感想を書いて共感力や意見を伝える力を鍛える

◆気になる記事発表
 各自、気になる記事を選んで感想を発表し合うグループ学習。原発、少子化、食の安全……と扱う記事はさまざま。選んだ記事を互いに共有することで関心の幅が広がる効果も(写真は、気になる記事について口頭で発表した後、お互いの選んだ記事に目を通す学生)
 
 コース長の太田京子先生は「ニュースに関する質問は本当に多い。日ごろから新聞を読む習慣を身につけることは大切です」と語っています。

企業はなぜニュースを聞くの?

 そもそも企業はなぜニュースについて聞くのでしょうか。企業は、日々世の中のニーズを探っています。いま何が求められているのかが分からなければ、ヒット商品やサービスは生み出せないからです。加えてグローバル時代になり、世界で起きる様々な出来事が円安や円高といった為替に影響し、企業の売り上げや利益を直撃します。だから、世の中の最新の動向に関心を持ち、常にアンテナを張って情報収集できる人を求めているわけです。

 ニュースはテレビ、ネット、雑誌などでも知ることはできますが、新聞はニュースを幅広くバランス良く取り上げるため、「世の中を知るにはまず新聞」と言われます。

 「人事のホンネ」で、りそな銀行の採用担当者は「情報力」が仕事に直結すると言っています。
 
「ニュースの動きには敏感になってほしいし、できている学生は評価します。ひたすらアルバイトをしていたので世の中の動きをまったく知らないという人もいます。よほど一貫性があって何かを生み出したのなら別ですが、基本的には厳しい。情報に接するだけでなく、どう取捨選択して自分の中に取り込んできたかというところまで聞きます」

「(情報力は)仕事でも大事な力です。ニュースから業界の流れを把握し、お客さまの潜在的なニーズを掘り起こさなければなりません。だから学生には幅広い好奇心をもっていてほしい。アンテナをくるくる回して関心を広げているか、情報をどう整理しアウトプットしようとしているか、ポテンシャルを見ています」

ポイントは「見出し」と「自分事」

 朝日新聞社が主催している就活セミナー「朝日学生キャリア塾」でも毎回、気になる記事を発表してもらっています。簡単に記事の内容を紹介したうえで、なぜその記事を選んだのか、どう思ったのかを1分間で発表するものです。

 記事を選ぶときのポイントは「見出し」です。紙の新聞でも朝デジでも、すべての記事をじっくり読んでいたら何時間もかかります。見出しは究極の要約ですから、興味のある見出しの記事だけを拾い読みしてください。このやり方なら20~30分で朝刊に目を通せるはずです。

話す内容のポイントは「自分に引きつけて考える」こと。一般的なことを言っても相手には響きません。取り上げたニュースは自分や周りの人にとってどういう意味を持つのか、経験やエピソードに結びつけて語れると、説得力をもって相手に伝わります。

 みなさんは、家や図書館、あるいはスマホで気になる新聞記事を見つけたら、「これを1分で話すとしたら」と考えてみてください。半年間続ければ、きっと「気になるニュースは?」に答える力がついているはず。でも、これって単なる面接対策ではありません。ニュースを読み解き考える力が本当に役立つのは仕事を始めてから。一生役立つ力です。

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