2016年01月07日

未来の家電・車…「つながる○○」を考えよう

テーマ:経済

ニュースのポイント

 食材を注文できる冷蔵庫に、呼べば迎えに来る自動車――あらゆるモノをインターネットにつなげて便利にする「モノのインターネット(IoT=アイオーティー)」に関するニュースが増えています。「つながる」技術の進化と広がりに注目してください。(編集長・木之本敬介)
(写真はハイアールアジアの大型パネル付き冷蔵庫)

 今日取り上げるのは、経済面(10面)の「家電・車とつながる未来/外出先で冷蔵庫チェック・お迎え自動運転/米家電見本市『CES』」です。
 記事の内容は――米ラスベガスで始まる家電見本市「CES」では、参加する世界の企業はどこも、あらゆるものがインターネットでつながる未来を描く。韓国のサムスン電子がこの春以降に売り出す冷蔵庫は、中の様子をスマートフォンで確認できるから外出先で買い忘れることがない。扉についた21.5インチの画面からは食材をすぐに注文でき、写真やカレンダーを表示し、音楽を流すこともできる。パナソニックは北米で提供する住宅向けに、家電や家具をネットにつなぐ新しい管理システムを発表。外出先から、スマホで監視カメラに映る家の様子を確認し、照明やエアコンの操作もできる。韓国の起亜自動車は、腕時計型のウェアラブル端末に「ここまで迎えに来て」と話しかけると自動で迎えに来る自動運転車を紹介した。
(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 IoT(Internet of Things)については、この欄でも何度か書いてきました(「IoTってなんだ?身の回りのモノがネットにつながる!」2015年1月20日、「展示会に行こう!家電・IT見本市の主役はIoT」2015年10月8日参照)。

 昨日1月6日の朝日新聞の社会面(35面)の「ネガウモトメル/モノが欲しい」は、「しゃべる冷蔵庫」を取り上げました。設置されたカメラで食材情報を読み取ってから入れれば在庫一覧を大型の液晶パネルで確認できるのが特徴。中国の家電大手ハイアールグループで日本と東南アジアを担当するハイアールアジア(旧三洋電機の白物家電部門が母体)が今春にも発売します。ネット通販やスーパーと連携交渉を進めていて、近い将来には「牛乳があと1本しかありあません」などと冷蔵庫がしゃべり、パネルに映し出されるスーパーのチラシをタッチするとしばらくして牛乳が届く仕組みを目指しています。

 1月6日の経済面(8面)には、トヨタが「つながるクルマ」を増やすという記事がありました。ネットに常時接続してさまざまな情報を処理する専用機器の搭載は、今はレクサス車など高級車に限られていますが、トヨタはこれを日米の大衆車に拡大する方針です。最新版の地図をダウンロードしたり、事故などでエアバッグが作動したときにオペレーターがドライバーに話しかけたりします。英国の調査会社SBDは、「つながるクルマ」の世界での販売台数は、2013年の1480万台から、2020年には6倍の8490万台に急増すると予測。新車全体の53%を占める数です。CESでも話題の自動運転車が身近になるのはまだ先でしょうが、「つながるクルマ」はもうたくさん走っているのです。

 「つながるクルマ」「つながる冷蔵庫」はすでに実用化され、さらに進化しています。あなたも、志望業界に関連する「つながる○○」を考えてみてください。新たなアイデアを考えるのも大事な企業研究です。

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